こんにちは、hiroです。
今回は、綾辻行人さんの小説「殺人鬼ー覚醒編ー」の感想を書きます。
この作品は、とにかくグロい。
綾辻さんのその描写力には脱帽というくらい、僕を気持ち悪くさせてくれました。
しかし、本書に張り巡らされた謎とラストの真相がわかったときは、「そうだったのか!」という驚きを感じることができました。
スポンサーリンク
あらすじ
双葉山にキャンプをしにきたメンバーたちは、次々に殺人鬼の手に落ちてしまう。
突然現れた殺人鬼に、跡形もなく殺されていくメンバーたち。
この殺人鬼は誰なのか。
どうして人を殺めるのか。
そしてメンバーたちの行く末は。
感想
ほんとにグロい。
描写力がすごすぎて、文字を読んでいるだけなのに、頭の中でその情景がイメージされてしまう。
思わず寒気がするようなシーンも平気であります。
最後の最後まで人が死んでいくので、読み手にとってはちょっと沈んでしまうかもしれません。
トリックは爽快
けれどトリックは見事でした。
僕自身、1回目を読んだときは、トリックをまったく見破れませんでした。
そしてラストの種明かしで、「えぇ!そうだったの!?」と驚きました。
そしてすぐさま読み返してみると、なるほど確かにところどころに伏線がある。
双葉山に住む怪人は誰なのか
メンバーたちを襲った双葉山の怪人は、最後の最後まで誰なのかがわかりません。
双葉山の呪いを受けた誰かということなのかな。
とにかく素性は謎だらけで、人知を越える肉体の強さや精神の異常さがあります。
男ということはわかっているだけで、あとはほとんど不明。
この怪人が誰なのか知りたい。
と思ったら、この小説には、続編があります。
それが、「殺人鬼ー逆襲編」という小説。
この本も読んだのですが、これまたグロい。
けれどまたもやトリックが散りばめられています。
ついに双葉山の男の素性明らかになるのか。
期待して読み進めていこうと思います。
刺激好きにはたまらない
グロい小説が好きな人や、伏線を回収していく小説が好きな人は楽しめるかもしれません。
ただ、何度も言っているように、とにかく描写がえぐい。
そこを耐えられれば、双葉山の怪人の素性を究明できるかもしれませんね。
綾辻行人さんの作品は、代表的な「十角館の殺人」や、最近でいうと「アナザー」が有名ですよね。
どれも読みやすく、ミステリーとしても楽しめるらしいので、今後読んでいきたいと思います。
スポンサーリンク