こんにちは、hiroです。
今回は、「自分ではどうしようもない感情の対処法」について、本から得た知識をシェアします。
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悲しみを長引かせないために
自分でコントロールできないものを、心配しても仕方がない。
ナポレオン・ヒル著「成功哲学」
- 愛するものを失ったとき。
- 家族を失ったとき。
- 自分が傷ついたとき。
悲しみに暮れます。
悲しむこと自体は、悪いことではありません。
悲しみや涙は、これ以上感情を爆発させないための人間の防衛反応ですから。
しかし、悲しみをやわらげるまでに、時間がかかる場合があります。
よく「いつまでも、クヨクヨするな」と言われます。
少しでも早く、前進する必要があるためのセリフでしょう。
でも中には、悲しむ時間が長くなってしまう人もいるはず。
僕も、そうでした。
仕事と彼女とうつ病と
僕は、数年前、彼女にフラれました。
そのフラれ方は、耐えがたいものでした。
最後にあった日は、とても楽しかった。
実際、その日は、お互いの愛を確かめ合っています。
「また会おうね」と笑顔で互いの家路につきました。
けれど、数日後、なぜか急に別れを切り出されました。
メールで一方的に。
どうやら、他にキープしていた男がいたらしいです。
「それは他の人でもあるでしょ?」
そう思われるかもしれません。
でも僕の場合、病気を悪化したというのが大きい。
当時、僕はうつ病でした。
せっかく寛解して、日常も支障なく暮らすことができていたのに・・・。
「うつ病を悪化させやがって」
フラれた悲しみとともに、憎悪の念に駆られました。
「いつか、仕返しをしてやる」と思ったこともあります。
(もちろん、そんなことはしていませんよ)
傷ついた心を、じつに2年以上長引かせていました。
今思えば、この2年、ムダな時間を過ごしてしまったなと後悔しています。
悲しみや憎しみをどうすればいい?
では、彼女にフラれ、うつ病が悪化した僕は、どうしたらよかったのだろうか?
そこで、ナポレオンヒルの言葉である「仕方がない」という言葉。
自分でコントロールできないものを、心配しても仕方がない。
ナポレオン・ヒル著「成功哲学」
リアルタイムで悲しみに暮れる本人にとって、「これは、仕方がないことだったんだ」と思うのは難しいと思います。
でも、今思えば、2年以上の不遇の時代を歩む中で、そう思える機会はいくらでもあったと思います。
転職もしましたし、うつ病のリハビリとして始めた「お絵描き」も、今では趣味になりました。
いろんなポジティブな出来事があるにもかかわらず、僕は、ずっとネガティブな心に支配されていました。
もう少し早く、ナポレオンヒルの「仕方がないことだ」という言葉に出会っていたら、その言葉が僕の背中を押してくれたんじゃないか。
そして、きっと2年も長引くことはなかったはず。
実際、2年以上たったときに、ナポレオンヒルの「仕方がない」という言葉に出会ったことで、自分の2年間を反芻しても、「まぁ、しょうがないことだったんだ」と割り切ることができています。
それどころか、「これから挽回すればいいや」と思えるようになりました。
この「仕方がない」は、現実逃避ではありません。
悲しみから立ち直るための「背中を押してくれる言葉」だと思います。
もしあなたが今、負の感情が自分の心を支配しているのであれば、ぜひ一度、「仕方がない」と唱えてみてください。
もちろん、悲しみが始まりたてホヤホヤのときに、現実を受け入れるのは難しいと思います。
ですが、長引かせてはいけません。
そのために、最善を尽くす一つの策として、「仕方がない」を口にしてみましょう。
この言葉が、あなたの支えになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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