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ついに…ついに?ついに!?「珈琲店タレーランの事件簿6(岡崎琢磨:作)」

こんにちは、hiroです。

今回は、小説「珈琲店タレーランの事件簿6 コーヒーカップいっぱいの愛」をご紹介します。

死を間際にした人が、想いを馳せる人に再会できた時、どう思うか?

今作は、ちょっぴり甘く切ない恋の物語です。

 

珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

簡単なあらすじ

珈琲店タレーランのオーナーである、「藻川又次(もかわまたじ)」。

営業中、突然胸の苦しみを訴え、倒れてしまう。

 

入院し、弱気になってしまった又次は、同店で働く又姪の「切間美星(きりまみほし)」にあるお願いをする。

そのお願いとは、4年前に亡くなった愛する妻が、昔、1週間も家出をしたことがあり、その理由を突き止めてほしいとのことだった。

美星は、常連客のアオヤマとともに調査を開始する。

1週間の家出がもたらした「愛」とは

又次の妻の千恵が、なぜ1週間も家出をしてしまったのか。

その理由を突き詰めれば突き詰めるほど、切ない物語がそこにはあったことがわかります。

「愛する」ことの熱さ、甘さ、苦さ…。

今作は、そのすべてを味わうことができたと感じます。

美星とアオヤマの恋(ネタバレあり)

僕は正直、ミステリーよりも美星とアオヤマの恋模様が一番気になります。

タレーランシリーズ第1作目からお互い好意を寄せているのに、大した進展もなく6作目になってしまいました。

 

美星のほうがアオヤマに対して好意の信号をたくさん発しているのがわかります。

けれど、アオヤマはそれに気づきながら自分の気持ちを伝えることができずにいます。

正直、アオヤマの臆病さにはやきもきしてしまいます。

 

いったい、いつになったら二人は結ばれるんだ…。

そもそも結ばれるのか?

 

第5作目のラストで、アオヤマは美星に対して告白めいたことを言います。

けれど、それはまだ「付き合ってください」ということではないようでした。

 

では、6作目ではどうか。

…。

ついに来ましたね。

この瞬間が!

アオヤマが美星に愛の告白をしました。

しかも、付き合ってくださいだけでなく、「あなた以外の人と結婚なんてしない」とも言っています。

勇気を出しましたね、アオヤマ。

 

このシーンを読んでいた時の高揚感は、ハンパない。

思わず、「おぉー!ついに!」とうなるほどでした。

美星も頬だけでなく、耳まで真っ赤にしていたところがかわいらしい。

 

でも…ですよ?

ちょっと気がかりな点がありました。

 

一見、二人は結ばれたように見えましたが、よく考えると、アオヤマの告白に対して、美星は「お願いします」と明言していません。

そして、「今日もふわりと微笑んでいる」という表現で幕引きです。

 

まだ何か煮え切らない感じがします。

そう思わせられる部分もありました。

それは、156ページのシーン。

アオヤマが夢を見るシーンですが、ある女性にアオヤマが近づこうとするが、なかなか近づけない。

それどころか、一人の男性が現れ、女性と男性は仲むつまじげに歩き去ってしまう。

そして、アオヤマが「どこへも行かないでって、言ったじゃないか」と言います。

 

このシーンは、美星が他の男性と結ばれるということを暗示しているのでしょうか。

「どこへも行かないで」というセリフは、第2作のラストで美星がアオヤマにつぶやいた言葉です。

 

…。

考えすぎでしょうか?

それとも、まだ何か二人の間に障壁があるのか?

 

そもそも、タレーラン7はあるのか?

 

色々と気になる点がありますが、次回作があるのであれば、即効読みたいと思います。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

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