こんにちは、hiroです。
今回は、「この素晴らしい世界に祝福を!7 億千万の花嫁」を読んだ感想です。
この素晴らしい世界に祝福を! 7 億千万の花嫁【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
今作の見どころはなんといっても、ダクネスと仲間たちとの絆。
思わずるウルッときたシーンもありました。
もちろん、笑いどころも盛りだくさんでしたよ。
※ネタバレ感想です。
スポンサーリンク
物語の簡単なあらすじ
「パーティから抜けさせてほしい」
屋敷からいなくなったダクネスからの手紙に驚きを隠せないカズマ、めぐみん、アクア。
ダクネスの真意を確かめるため、すぐにダスティネス邸に向かうが、門前払いされてしまう。
なぜ急にいなくなり、パーティから抜けたいと言ったのか。
そこには、ダクネスらしい仲間への想いが込められていた…。
今作はダクネス回
これまでのお話でも、ダクネスのドMっぷりはたくさん描かれてきましたが、今回はそれをはるかにしのぎます。
口からヨダレをたらしたり、クタッと腰を砕いてへたり込んだり…。
読んでいるこちらも息が上がってしまいかねないほどのドMっぷりでした。
さらに今回は、ダクネスの頑固で融通の利かない性格が事を大きくしていきます。
借金の肩代わりに領主アルダープと結婚するという暴挙。
ダクネスの頑固さには、さすがのカズマもかなりイライラするほどでした。
それでもダクネスの暴走を阻止しようと、結婚式当日、カズマ・めぐみん・アクアは動き出します。
最終的にダクネスの乱暴な企てと、領主アルダープの野望は仲間によって阻止され、すべて丸く収まりました。
そして最後の、ダクネスと病床に伏す父親との面会シーン。
父親に残された時間は少ないと悟り、かみしめるように会話をするダクネス。
「愛していますお父様。今まで育ててくれて、ありがとう……!」
このセリフにウルっときました。
「うわぁ、めっちゃイイ話やん」と、僕はうなりました。
まさかこのすばで、感動させられることになるとは。
やるじゃないか、このすば。
鼻をすすりながら「今作は間違いなく良作だ」などと余韻に浸っていたのもつかの間。
『セイクリッド・ブレイクスペル!』by アクア
安定の、空気の読めない女神アクアが急に父親に向かって魔法を唱えました。
なんと父親は病気ではなく、領主アルダープが契約した悪魔によって呪いをかけられており、それを察知したアクアが解呪を行ったのだという…。
感動的な雰囲気が一転、何とも言えない空気に…。
いろいろと複雑な心境になりましたが、結果、父親が救われたので良しとしましょう。
「しらけムード」というものを、カズマだけでなく読者である自分も体感できた気がします。
幸運の女神エリス様の正体がまさかの!?
今作では、アクアの後輩女神であるエリス様が、実は盗賊娘のクリスと同一人物だったということが判明します。
この事実には驚きました。
エリス様がお忍びで地上に降りているという事実は以前から知っていましたが、まさかクリスになっていたとは全くの予想外でした。
エリス様がクリスということを知ったカズマは何を思ったのでしょうか。
スティールで下着をはぎ取ったり、どさくさに紛れて体に抱き着いたりなど失礼なことをたくさんしてきたカズマが、今後エリス様にどのような対応をしていくのかが見物です。
2つの気になるフラグ
アクアが孵化させようとしている卵
アクアが行商人からだまされて買った卵を温めて育てていましたが、結局、孵化は次巻以降に持ち越しになりました。
「じつはただの鶏の卵だろそれ」というような描写がいくつかありましたが、アクアのでたらめな力で本当にドラゴンが生まれるかもしれませんし、普通にヒヨコが生まれるかもしれません。
ここまで引っ張っているということは、何らかのフラグになることは間違いないと思うので、次巻以降に期待していきます。
ちょむすけの正体
p.43でカズマが、「コイツが普通の猫じゃないことはもう分っている」と言っています。
ということは、今後ちょむすけの身に何かが起こるのは確実なようです。
カズマは猫耳美少女を期待しているみたいなので、本当に猫耳娘が登場するかもしれませんね。
このフラグも今後に期待したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この素晴らしい世界に祝福を! 7 億千万の花嫁【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
スポンサーリンク