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バニルとウィズの最強コンビが大暴れ!「この素晴らしい世界に祝福を!16 脱走女神ゴーホーム!」【ラノベ・ネタバレ感想】

こんにちは、hiroです。

今回は、「この素晴らしい世界に祝福を!16 脱走女神ゴーホーム!」を読んだ感想です。

※ネタバレあり

 

この素晴らしい世界に祝福を! 16 脱走女神、ゴーホーム!【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

 

ラスボスのいる魔王城へ出発ということで、いよいよ物語も佳境に入りました。

そんな今作の見どころは、変則パーティのドタバタコメディです。

特におすすめなのは、カズマ、ウィズ、バニルの3人がダンジョンで冒険をする場面。

普段見られないバニルとウィズの戦いっぷりが堪能できて大満足でした。

 

物語の簡単なあらすじ

「追伸。探してください」

ちょっと魔王を倒してくるという書き置きを残して屋敷から出ていったアクア。

そんな問題児を探すために、いろいろと下準備をするカズマ。

バニルとウィズの力を借りて、ダンジョンにレベル上げに行ったり。

アクセルの冒険者仲間に、スキルを教えてもらったり。

全ての準備を整え、いざアクアの向かった魔王城へ出発するが、道中、先日捕らえたはずの魔王軍の幹部セレナとばったり遭遇する。

そこで紆余曲折がありながらも、セレナから魔王の情報を聞き出したカズマは、魔王のチート能力に絶望を感じてしまう。

しかしそれでも、カズマ達は止まらない。

なぜならそこには、すでに向かった堕女神がいるのだから…。

今作の見どころポイント

変則パーティの冒険

今作は、変則パーティでの冒険シーンが面白おかしく描かれています。

カズマ、バニル、ウィズ

個人的に一番ワクワクしたのは、「カズマ、バニル、ウィズ」の組み合わせ。

カズマはレベル上げのために、バニルとウィズにサポートしてもらい、モンスターを倒しまくります。

作中でもめちゃくちゃ強いと言われているバニルとウィズが嬉々として戦闘に参加しているのは、読みごたえがありました。

カズマのサポートそっちのけで、自分たちの利益のことを考えるふたりのイカレっぷりも健在でした。

いっそのこと、この3人の冒険譚をもっと見てみたいと思うほど、ワクワクさせられましたね。

 

アクア、セシリー、ミツルギ、ゆんゆん

アクアのポンコツっぷりにもっとみんなが振り回されると思いましたが、ミツルギの圧倒的な強さのおかげで無難な旅になっていました。

アクアは、あまりにスムーズにいく旅路が退屈過ぎて「つまらない」と言っていましたが、やはり、カズマがいないとしっくりこないようです。

個人的には、アクアとセシリーの化学反応でもっと波乱が起きると思いましたが、ミツルギのせいで相殺されてしまった感がありますね。

「せいで」というとミツルギがかわいそうですが、このすばファンとしては、やはりもっとドタバタ珍道中が見たいと期待してしまいました。

 

カズマ、めぐみん、ダクネス、ゼスタ

アクアを追う道中で、アクシズ教最高責任者のゼスタと旅を共にすることになったカズマ達ですが…。

このゼスタという人物がカズマやダクネスがドン引きするほど変態で、正直気持ち悪かったですね。

狂っているアクシズ教の親玉と言えばそれまでですが、さすがに性癖がきつすぎて、読んでいて「うわぁ…」となりました。

それでも、カズマ達のために魔王の城への道案内をしたり、支援魔法をかけたりなど良い側面もあったので、「まぁ、いい人なんだけどね…」という評価のキャラに落ち着きました。

 

カズマがチート能力に目覚める!?

前作の魔王軍の幹部セレナと戦いで、レベル1に戻ってしまったカズマ。

ですが、再度レベル上げをしたとき、今までのスキルは変わらず使えるのに、レベルが上がったことでスキルポイントが増え、新たなスキルを習得できることに気づきました。

そこで、「冒険者という職業はレベルが上がりやすい」という特性を利用し、何度もレベル1に戻り、そこからレベル上げすることでスキルポイントを荒稼ぎするにしました。

 

バニルとウィズの協力もあり、結果としてかなりスキルポイントをためることができ、新たなスキルをばんばん覚えることに成功しました。

これでカズマも、異世界物語の定番のチート能力を使って敵を無双か!?

そう思われましたが、そもそもの魔力が少ないせいで、せっかくの強力な魔法も効果半減してしまうという結末になっていました。

なかなかうまくいかないのが「このすば」という異世界ですね。

しかし、このままでは終わらない気がするのも「このすば」だからでしょうか。

今後もしかしたら、カズマが起死回生の一手を放つかもしれませんね。

 

魔王軍の幹部セレナがかわいそすぎる

一度は捕まったものの、脱走して姿をくらませたセレナ。

ですが、最悪なことにアクシズ教徒たちに捕まってしまいます。

正直、この場面のセレナは、かわいそすぎて目も当てられませんでした。

アクシズ教徒のイカレた振る舞いには毎度呆れさせられますが、セレナを犯そうとしたのは、本気で引きました。

もちろんネタなのは承知していますが、それがわかっていても、不快極まりなかったですね。

まぁ、個人的にセレナが好きなキャラだからというのもありますが…。

 

魔王城へ殴り込み

いよいよ物語は終わりを迎えようとしています。

ついに、めぐみんが爆裂魔法を魔王城の結界に撃ち込みました。

この先、魔王はどのような対応を取るのでしょうか。

そして、カズマ達の冒険譚の結末はどうなるのでしょうか。

最終巻を読むのが楽しみです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

この素晴らしい世界に祝福を! 16 脱走女神、ゴーホーム!【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

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