こんにちは、hiroです。
今回は、ライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!9 紅の宿命」を読んだ感想です。※ネタバレあり
この素晴らしい世界に祝福を! 9 紅の宿命【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
カズマとめぐみんの恋愛模様がついに大きく進展しました。
さらに、ちょむすけの正体が判明するなど、伏線が徐々に回収されてきましたよ。
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物語の簡単なあらすじ
王都近くの砦が魔王軍幹部に攻められていることを新聞で知ったカズマ達は、紅魔族のゆんゆんとともに現地へ向かった。
しかし、そこにいた魔王軍幹部はなんと、幼いころのめぐみんの命の恩人であり、爆裂道を歩むきっかけをくれたウォルバクという怠惰の女神だった。
めぐみんは、戸惑いながらも「自分のことを覚えているか」と問いかけるが、ウォルバクは「覚えていない」と言う。
複雑な心境になるめぐみんだが、ウォルバクの暴挙を阻止するために爆裂魔法で勝負を挑む。
はたして、勝負の行方はいかに!?
今作の見どころポイント
めぐみんとウォルバクの一騎打ち
どうやらウォルバクは最初からめぐみんのことを覚えていたようです。
ではなぜ、めぐみんに自分のことを覚えているかと言われても、知らぬふりをしたのでしょうか。
過去に封印を解いているめぐみんに感謝しているだけなら、知らぬふりをする必要は感じません。
もしかしたらウォルバクは、めぐみんに対して愛情のようなものを持っていたのかもしれませんね。
めぐみんは、かつての命の恩人に爆裂魔法を放つことを躊躇してしまいました。
しかし、カズマに自分の気持ちを問われ、ウォルバクと対峙することを決意します。
このときのカズマの問いかけは、まさに神対応だと思いました。
落ち込むめぐみんを説得するのではなく、「どうしたい?」と穏やかに聞き、「自分の手で決着をつけたいのなら、手伝うぞ?」と伝えます。
これぞ、カズマの魅力だと思います。
自分がでしゃばるのではなく、相手の立場や考えに寄り添う姿はとてもカッコいい。
こりゃめぐみんもダクネスも惚れちゃうわけですね。
最終的に、意を決して爆裂魔法を放ち、ウォルバクを撃退します。
めぐみんは恩人を手にかけてしまったと嘆いていましたが、ウォルバク自身はどう思ったのでしょうか。
その描写はありませんでしたが、もしかしたらめぐみんの成長に嬉しく思っていた部分もあったかもしれませんね。
魔王軍の陣営を蹂躙したコスイ作戦
毎度毎度、こずるい手を考えるカズマですが、今回も引くような作戦を考えていました。
魔王軍の陣営にとにかく爆裂魔法をぶちこみ、即座にテレポートで離脱する。
これを嫌がらせのように毎日繰り返し、魔王軍の兵士たちを追い込んでいきます。
最初は泣いて逃げ回っていた兵士たちは、最終的にはめぐみんの姿を見ただけで土下座してきたり、地面に寝転がって目を閉じて祈りだす始末。
読んでた僕自身も若干引きましたよ。
ちょむすけの正体が判明
なんと、ちょむすけはウォルバクの半身であり、暴虐をつかさどる巨大な魔獣でした。
昔、めぐみんはウォルバクとちょむすけの封印を偶然解いてしまい、ちょむすけに襲われそうになりました。
そのとき、めぐみんを爆裂魔法で助けたのがウォルバクでした。
ウォルバクは、ちょむすけの力の大半を奪い、再度封印を施します。
時は流れ、めぐみんの妹であるこめっこがちょむすけの封印を解いてしまいました。
しかし、ちょむすけは力の大半を失っているため、巨大な魔獣ではなく、かわいらしいネコの姿になっていたということです。
残念ながら、ちょむすけの正体は、猫耳少女ではありませんでしたね。
しかし、ウォルバク討伐後のちょむすけの振る舞いが明らかに以前と違います。
カズマも薄々勘づいているように、めぐみんに敗れて消滅したウォルバクが半身であるちょむすけに吸収されている可能性があります。
今後、ちょむすけを成長させればウォルバクになるかもしれません。
今後のちょむすけに目が離せませんね。
めぐみんとカズマの恋の行方
カズマに「好きです」と明確な言葉を口にした、めぐみん。
ついに、思わせぶりが確信に変わりましたね。
いざ好意を言葉にされてドギマギするカズマは、今後どうするのでしょうか。
このままめぐみんとくっつくのか、それともダクネスとくっつくのか。
まだまだ先行きが読めませんが、「このすば」なので過度なラブコメは期待しないほうがいいでしょう(笑)
それにしても…。
カズマの好きなタイプになるために、髪を伸ばそうと心に決めためぐみんが健気で可愛すぎ。
あぁ、ムズムズしますね。
「このすば」、おもしろいのでぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この素晴らしい世界に祝福を! 9 紅の宿命【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
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