こんにちは、hiroです。
今回は、2002年の月9ドラマ。
竹内結子さん主演「ランチの女王」を観た感想をシェアします。
16年前のドラマですが、今観ても断然おもしろい!
特に出演俳優さんの豪華さは半端ない。
竹内結子さん、江口洋介さん、堤真一さん、妻夫木聡さん、山田孝之さん、山P。
そうそうたるメンバーでしょ?
そしてなにより、オムライスがおいしそう。
ちょっとした仕草などの細かい演技の上手さ。
思わずクスッと笑ってしまうことも多々ありました。
特に堤真一さんの謎キャラには、たくさん笑わされました。
さすが、16年も前の作品ですが、今観ても十分すぎるほど楽しめます。
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もくじ
「ランチの女王」あらすじ
竹内結子さん演じる「麦田なつみ」が、堤真一さん演じる「鍋島健一郎」と、偽装婚約をすることに。
最初は断固拒否していたなつみでしたが、健一郎が「引き受けてくれたら、最高のオムライスをごちそうする」とそそのかされる。
美味しいランチに目がないなつみは、オムライスの誘惑にかられて、偽装婚約を引き受けた。
そして健一郎の実家に帰って挨拶するのだが、帰って早々、次男の江口洋介さん演じる勇二郎に殴られてしまう。
そこから、洋食屋「キッチンマカロニ」のドタバタ珍道中が幕を開ける。
主役級の俳優陣が織りなす、ラブコメディドラマ。
竹内結子さんが初々しい
僕は竹内結子さんのファンです。
彼女の演技のうまさに惹かれてしまいました。
特に涙を流すのが上手い。
きちんと感情を乗せて泣いているというか、すごく共感してしまうのです。
この作品の後、竹内さんは様々な映画の主演に抜擢されます。
ランチの女王は、竹内結子さんの原点とも言える作品ではなかろうか。
初々しい姿がまたかわいい。
大人の女性になる前の、ボーイッシュな姿は見物ですよ。
江口洋介さんの男気
江口さんのズバズバッとした感じがいいですね。
この作品の役柄でも、洋食屋を取り仕切る男気で、かっこいい。
けれど、恋に関しては鈍く、うろたえる場面もあります。
このギャップを見事に江口さんは演じているので、さすが演技派!と思いました。
山田孝之さんの繊細な演技
プレイステーションのCMが印象的すぎる山田孝之さん。
あの独特な演技ができるのは、繊細な演技力があってこそなのだと感じます。
ランチの女王では、料理人見習いとして、キッチンマカロニで働いています。
一番下っ端だけど、ひたむきに料理と向き合う姿は見ていて応援したくなるほどでした。
他にもすごいなと思ったのは、些細な演技で、人を魅了することができるところ。
思わずクスって笑ってしまうような演技を、たくさん見せてくれます。
ランチの女王は、山田孝之さんの味が十分に楽しめる作品ですね。
堤真一さんの超謎キャラ
とにかく謎です。
見栄のために、偽装婚約を企てたり、実家に帰ったと思ったら、店の売上金を盗んで逃走したり。
でも結局戻ってきたり。
観ているこっちが混乱するような行動ぶりです。
思わず大爆笑してしまうシーンもありました。
謎キャラですが、料理に対する信念はあります。
落ちこぼれているが、どこ可愛らしいキャラだなぁと思いました。
出会えてよかったシーン。
若林豪さんが父親を演じる鍋島権三。
鍋島一家の大黒柱です。
普段は物静かな父親ですが、ソースに対するこだわりや、ひたむきな姿勢に、息子たちは感化されているのだと感じました。
父親の存在って、こんなに大きい物なのかと感動したシーンがあります。
ネタバレになりますが、父親の存在が大きく感じる瞬間。
それは,父親の死です。
「料理人生の中で一番のソースができたから、お前たち,調理場に行って食べてこい」
息子たちに満足げに声をかけます。
けれど息子たちは、他ごとをしていていました。
「明日試食するよ」
父親の言うことを軽く流してしまいました。
しかし次の日、父親は病に倒れて亡くなってしまう。
息子たちは後悔しました。
なぜあのときすぐに調理場に行ってソースを試食しなかったのかと。
父親を失って、初めてその偉大さに気づく息子たち。
このシーンはものすごく感動し、思わず涙が流れました。
特に、江口洋介さんと妻夫木聡さんが、父親亡き後にソースを試食するシーン。
この味を忘れまいとする息子たち。
なぜあのときすぐにソースを試食しに行かなかったのかという後悔。
涙を流しながら,ソースをスプーンで何回もすくうシーンに胸打たれました。
僕は,このシーンに出会えて本当に良かったと思っています。
当たり前のように存在していた人が、明日にはいなくなる。
観ていた僕自身も,すごく喪失感に襲われました。
それほど大切なことを気づかせてくれるドラマでした。
AKB並みの恋愛禁止
竹内結子さん演じる麦田なつみが、男だらけの家に居候します。
そのとき、妻夫木聡さん演じる純三郎は、なつみに恋をしてしまいます。
それを見かねた江口さん演じる勇二郎は、料理に支障が出るということで、恋愛禁止令を出します。
「恋愛禁止」と書かれた紙を貼り付けるシーンは、どこか男気を感じました。
けれど結局、江口さんも竹内さんに恋に落ちてしまいます。
そして、そっと「恋愛禁止」の紙をはがす・・・。
愛らしい姿に思わずほっこりしました。
今ではAKBの恋愛禁止が有名ですが、それ以前にもこの言葉が使われていたので、なぜか共感がもてました。
やはり、恋は毒なんでしょうかね。
出てったり、戻ったり
物語自体は、ドタバタ劇です。
竹内結子さんが居候している家から追い出されたり、戻ってこいといわれて戻ったり。
はたまた、自分から家を飛び出したり、戻りたいといって戻ってきたり・・・。
出入りが慌ただしいなと思いました。
ちょっとしつこいくらいでしたね(笑)
まぁそれだけ、人間の感情というのは揺れ動きやすいということでしょうか。
恋の行方
妻夫木聡さんVS江口洋介さん。
どちらが竹内結子さんを射止めるのかも見物です。
特に最終話で大きく進展を見せます。
はたして竹内さんはどちらのプロポーズに答えるのか。
観ているこちらも気になって仕方がなかったです。
あ、そこに堤真一さんも参戦しようとするのだから、おもしろい。
もともと偽装婚約をふっかけたのは堤さんなので、堤さんの恋の行方も気になるところです。
まぁ、妻夫木さんと江口さんがギスギスするよりも、堤さんと結婚して、丸く収めるという手もありだと思いますがね。
オムライスがめっちゃ美味しそう
「ランチの女王」という題名だけあって、出てくる料理はどれも美味しそうでした。
特に、オムライスを口いっぱいにほおばる竹内結子さんを見て、僕もオムライスが食べたい欲求に駆られました。
見てお腹がすくドラマは、「孤独のグルメ」と「ランチの女王」しかない。
深夜に見ると、誘惑に負けて絶対何か食べちゃいそうな気がします。
それほど、オムライスは魅力的でした。
僕の評価
おめでとうございます。満点です!
昔のフジテレビの月9ドラマは面白いと言われます。
それは俳優さんの演技が素晴らしいからだと思いました。
演技に見入ってしまい、物語が入ってこないときもありました(笑)
それでも、最後まで飽きずに観てしまうくらい、ハマりました。
これだけ主役級の俳優陣が共演するのは、もうないんじゃないかと思うくらい豪華です。
しかも少し前のドラマなので、初々しい姿が愛着が持てる。
最近のドラマはおもしろくないと聞きますが、昔のドラマがおもしろすぎるのではなかろうかと思います。
「ランチの女王」はまぎれもなくおもしろいドラマ。
ぜひあなたも、美味しいオムライスの味を想像しながら、キッチンマカロニのドタバタ珍道中を楽しんでみてはいかかですか?
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