こんにちは、hiroです。
今回は、僕が大学でダイエットの研究をしているときに出会った、非常に有用性の高い「太る原因診断ツール」をご紹介します。
ダイエットするうえで、どんなダイエットをするより、自分がなぜ太るのかという原因を知ったほうが、はるかに効果的。
原因がわかっていれば、ムダなことはせず、効率的にダイエットを行えます。
なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか 成功率9割以上の肥満専門外来が教えるダイエットの心理学
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食行動質問票
以下の質問票は、肥満症患者の言葉などを集計して作られたアンケートです。
すでに亡くなられましたが、肥満治療に大きく貢献された吉松博信教授によって、このアンケートの有用性が示されています。
実際、僕が大学でダイエットの研究をしていたころ、学生にこのアンケートをやってもらいました。
その結果、かなりの確率で、自分の太る原因が明らかになったのです。
特に、太っている人は、アンケートの結果に「たしかに心当たりがある」と言うほど。
あなたも実際にやってみましょう。
やり方
以下の質問に1~4点で自己評価していきます。
1.そんなことはない
2.時々そういうことがある
3.そういう傾向がある
4.まったくその通り
点数が大きいほど、良くない傾向ということです。
※ブログ上では点数を入力できないので,点数の高いものを書き出してみましょう。
食動機
料理が余るともったいないので食べてしまう( )
食後でも好きなものなら入る( )
他人が食べているとつられて食べてしまう( )
外食や出前をとるときは多めに注文してしまう( )
食料品を買うときには必要量よりも多めに買っておかないと気が済まない( )
果物やお菓子が目の前にあるとつい手が出てしまう( )
料理を作るときには多めに作らないと気が済まない( )
スーパーなどでおいしそうなものがあると予定外でもつい買ってしまう( )
食後すぐでも次の食事のことが気になる( )
お付き合いで食べることが多い( )
代理摂食
冷蔵庫に食べ物が少ないと落ち着かない( )
イライラしたり心配事があるとつい食べてしまう( )
身の回りにいつも食べ物を置いている( )
何もしていないとついものを食べてしまう( )
食べ方
早食いである( )
人からよく食べるねと言われる( )
よく噛まない( )
口いっぱい詰め込むように食べる( )
食事の時は食べ物を次から次へと口に入れて食べてしまう( )
空腹・満腹感覚
空腹になるとイライラする( )
お腹いっぱい食べないと満腹感を感じない( )
たくさん食べてしまった後で後悔する( )
食前にはお腹がすいていないことが多い( )
食事内容
スナック菓子をよく食べる( )
濃い味好みである( )
外食や出前が多い( )
食事のメニューは和食よりも洋食が多い( )
ハンバーガーなどのファストフードをよく利用する( )
菓子パンをよく食べる( )
油っこいものが好きである( )
甘いものに目がない( )
肉食が多い( )
食生活規則性
夜食をとることが多い( )
宴会・飲み会が多い( )
連休や盆,正月はいつも肥えてしまう( )
間食が多い( )
一日の食事中,夕食が豪華で量も多い( )
夕食をとるのが遅い( )
ゆっくり食事をとる暇がない( )
自分のズレやクセを知る
いかがでしたか?
どの項目に心当たりありますか?
このアンケートの目的は、自分自身の食生活・食行動のズレやクセに気づくこと。
ダイエットするとき、ズレやクセを修正していくことで、効率よく減量をすすめていくことができます。
ダイエットを継続できる
ただやみくもに、食事制限をするより、原因がわかっていたほうが対策が立てやすい。
さらに、アンケートでわかった太る原因を取り除くことに集中できるので、続けやすい。
アンケート結果を視覚化しよう
自分の太る原因(特に4点だった原因)を、紙に書き出して、見えるところに置きましょう。
視覚化することで、常に意識ができ、ダイエットを実践しやすくなります。
僕の診断結果
ちなみに僕は、「早食いである」「よく噛まない」などの食べ方に問題があることがわかりました。
そこで、これらを修正するように意識した結果、体重が落ちていきました。
どの項目が悪いのかがわかると、ダイエットが本当に楽になります。
ダイエットに成功するとアンケート結果も変わる
僕は早食いなどを修正して体重を落としました。
そして再度、このアンケートを実施すると、次の問題点が浮かび上がってきます。
こうして、しらみつぶしに、自分の太る原因を解消していけるのが、このアンケートの利点です。
かしこいダイエットをしよう
ただ単純に、食事制限や運動をするのをやめませんか?
このアンケートを用いて、無理なく続くダイエットをしていきましょう。
自分の理想のカラダになるために。がんばりましょう。
ちなみに、上記のアンケートはわかりやすくするために一部改変しました。
もっとこのアンケートについて知りたい方は、「食行動質問票」で検索してください。
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