「本気の育毛日記」2周年!真実を伝えます

うつ病の一人暮らしは危険。僕が体験した出来事をシェアします。

こんにちは、hiroです。

僕は、一人暮らしをしています。

うつ病になったときも、一人で療養していました。

今回は、「僕が危険と感じたうつ病の一人暮らし」についてお話しします。

 

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うつ病の一人暮らし

声が出なくなる

うつ病は意欲喪失など、行動を制限させます。

そのため、部屋に引きこもる時間が多くなります。

 

すると、一人暮らしの場合、誰ともしゃべることができません。

つまり、一日中、声を出さないのです。

一日だけならまだしも、ずっと引きこもっているので、何日も声を発しないこともザラ。

 

するとどうなるか。

声が出にくくなるのです。

 

声を出さないと、声がしぼんでいき、しだいに大きな声が出せなくなります。

ひどくなると、大きな声を出すつもりでしゃべって、ようやく普通の声量になります。

いつか声が出せなくなるんじゃないか、という恐怖さえわいてしまいます。

 

僕の場合、2週間に1度だけ、診察で声を出すだけでした。

本当に声が出にくくなり、しゃべるのに苦労しました。

 

この経験から、なるべく一人でも、独り言をつぶやいたりなど、なんとか声を出そうとするようになりました。

 

もし、あなたが一人暮らしで声を出す機会が少なければ、鼻歌や独り言など、何かしら声を発することをおすすめします。

 

やせる

うつ病になると、食欲がなくなることがあります。

しかしそれ以前に、一人暮らしだと、家に食べ物が少ないのです。

 

食べ物がなくなってしまっても、気力がなくて買い物に外に出るのができない。

すると、何も食べないで過ごすようになるのです。

そうなれば、どんどん痩せていき、体力も落ちていきます。

 

うつ病の治療において、栄養をとることは必須。

それができなければ、病気が長引いてしまいます。

 

僕はうつ病になり、1週間水だけで過ごしたことがあります。

その間、トイレに入った記憶もありません。

 

あばら骨も浮き出て、ほおもこけました。

このまま動けなくなるんじゃないかというくらい、体力がなくなりました。

 

うつ病で本当につらいときは、食のことを考えることができません。

そんなとき、近くにスーパーやコンビニがあれば助かります。

とにかく栄養だけはしっかりとれるように、あらかじめ、食料をある程度備蓄しておくことをおすすめします。

 

時間が止まる

ずっと部屋に引きこもっています。

さらに、誰とも会いません。

 

なので、時が止まったような感覚になります。

しかもその時間は、うつ病という地獄を味わっている時間です。

精神的によくない時間なワケです。

テレビを付けても、なんだか社会に取り残された気がしてすぐに消してしまいます。

 

僕は、ある日、コンビニへ食料を買いに、久しぶりに外出しました。

そのときに、自分の中で止まっていた時間が動き出す感覚がはっきりわかりました。

外気に触れ、風を感じ、太陽を光を浴びることで、体内時計が一気に動き出すような感じでした。

 

なので、なるべく外の空気を感じたほうがいいと思います。

外出するのが難しければ、窓を開けて風を部屋に入れるだけでもいいと思います。

辛い時間を、自然の力で流してもらってください。

 

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不規則になる

うつ病にならなくても、一人暮らしだと、不規則な生活を送りがちです。

そこにうつ病という病気が加わると、さらに不規則になります。

 

僕は昼夜が逆転した生活になってしまいました。

夜は眠れず、朝方まで起きています。

そしてようやくウトウトし始め、午前中に眠ります。

起きるのは、午後の4時。そのサイクルがずっと続きました。

 

午後4時くらいになると、小学生が下校してくる時間帯です。

外で小学生の声を聞いてしまって、「何やってるんだろう自分・・・」と落ち込んだことを今でもはっきり覚えています。

 

なかなか不規則な生活から抜け出すことはできませんでした。

睡眠薬などに頼っても、もともと動かないので、すぐに眠りにつくことはできません。

 

でも、治療しているときは、規則正しい生活は気にしなくてもいいかもしれません。

それよりも、しっかり食べ、ちゃんと睡眠をとれることが、治療の第1歩です。

だんだんと良くなってきてから、生活のリズムを整えてもいいかもしれないと思いました。

 

衝動に負けやすくなる

うつ病になると「この世から消えてしまいたい」と思うことが多々あります。

僕も何度かありました。

 

では、実際に行動に移すかといったら、「それはダメだ」と無意識にも自分を守ります。

しかし、あるとき、自分を守る意識が解放され、本当に危なくなることもあります。

 

一人暮らしは、特に孤独を感じているので、止めてくれる人は誰もいないと思ってしまいます。

そして、本当に実行に移そうとしてしまうのです。

 

僕は1度だけ、本当に危なかったことがあります。

そのときだけは、気持ちがすごくラクだった記憶があります。

肩の荷が下りた感じでした。

 

結局、その日は偶然、知人が家に訪ねてきたので、未遂に終わりました。

けれど、一人だと、自分にカセをはめようとする力が弱くなると思います。

なので、できるだけ、知人や家族に会ったほうがいいと感じました。

 

おわりに

以上が、僕が一人暮らしでうつ病の治療をしたときに起きた出来事でした。

できれば一人で治療をすることはおすすめできません。

 

一人暮らしでも、実家に帰って治療をしたほうがいいです。

家賃等の心配もあると思います。

そんなときは、2週間だけ実家に帰るなどの対策もできます。

 

とにかく、一人暮らしは、油断しているとどんどん自分をむしばんでいきます。

うつ病のなるべく早い完治のためには、家族や知人の助けを借りたいですね。

 

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