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【ネタバレ感想】誉田哲也・作「妖(あやかし)の華」は、妖艶な美女が大活躍します。

こんにちは、hiroです。

今回は、誉田哲也さんの小説「妖(あやかし)の華」を読んだ感想を書きます。

 

妖(あやかし)の華 (文春文庫)

 

誉田作品の原点とも言える本作品は、次の展開が気になり、次々とページをめくってしまいます。

心理描写も素晴らしい作品です。

 

あらすじ

やくざのいざこざの中で姿を現した妖艶な美女。

その美女の名は、「紅鈴(べにすず)」

 

都内の至る所で、発見された失血した遺体。

この事件に紅鈴が関わっていると、警察は捜査を進める。

 

紅鈴の正体は?

完全に失血した遺体の手口とは?

 

感想(ネタバレあり)

井岡刑事の活躍

誉田作品の代表格である「ストロベリーナイト」などの姫川伶子シリーズ。

 

ストロベリーナイト (光文社文庫)

 

その中で登場する井岡刑事。

関西弁でお調子者の彼が、本作品では大活躍します。

 

姫川伶子シリーズでは、どちらかというと重要なキャラだけど、どこか脇役な井岡。

今回は、井岡節が炸裂しまくりでした。

 

謎の失血遺体の手口を感づくなど、ものすごく嗅覚がいい彼。

凡人では理解しがたいことにも躊躇なく飛び込んでいく彼の刑事魂は、爽快でした。

 

妖艶で謎の美女

今回の主役である「紅鈴(べにすず)」という女性。

この女性の色気に触れたら、男はコロンと転がってしまうだろうなぁと思います。

 

女性としての魅力がたっぷり詰まった妖艶な美女。

そして、正体がいまいちつかめないというミステリアスな感じ。

男だったら絶対憧れると思います。

 

そしてもって、性格もサバサバしていて男らしい部分があります。

もう、文句なしです。

個人的にドストライクなキャラでした。

 

吸血鬼が暗躍する

この物語は、吸血鬼が、人の血液を吸って失血死させます。

非現実的な物語の設定ですが、どこか現実めいた感じがしました。

 

その理由は、紅鈴をはじめとした、吸血鬼たちの感情にあると思います。

特に紅鈴の感情は、読者を引き込んでいきます。

 

人間社会に吸血鬼がどう生きていくのか、見物です。

 

アクションの爽快さ

人間離れした吸血鬼の戦いも、爽快でした。

吸血鬼は生きた新鮮な知を吸いたいので、どうしても接近戦になります。

その格闘というか、戦闘描写がスピード感があり、とてもおもしろかったです。

 

普通の警察小説だと、拳銃や刃物で戦うと思いますが、吸血鬼はどんな武器を持って戦うのかが見物。

 

心理描写が見事

誉田作品は、どの作品も心理描写が優れています。

なので感情移入ができたり、共感したりします。

本作品も、紅鈴の心理や、井岡の考えなどを共感しながら読み進めていくことができました。

 

そして、ラストは少し切なくなりました。

読者の心を揺り動かす描写力は圧巻のひとことです。

 

妖(あやかし)の華 (文春文庫)

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