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【ネタバレあり・感想】有川浩・作「レインツリーの国」のリアリティある描写が共感を呼ぶ。

こんにちは、hiroです。

今回は、有川浩さんの小説「レインツリーの国」を読んだ感想を書きます。

 

レインツリーの国 (新潮文庫)

 

この小説は、スマホやネット社会に生きる人たちにとっては、読みやすい作品だと思いました。

 

あらすじ

ブログ経由ではじまった、男女のメールのやりとり。

共通する趣味の話で盛り上がり、ネットだけでなく、リアルでも会おうということに。

実際に男女は面会し、食事をしたり、映画を見る。

 

しかし、女性の様子がどこかおかしい。

性格に難があるのかどうなのかわからないまま、男にも不満が募っていく。

そして関係が悪くなっていくが、女性はある出来事を男性に隠していた。

 

感想

有川浩さんの小説は、海の底塩の街を読んで以来。

どちらも胸がドキドキするほどおもしろかった小説。

なので、レインツリーの国も期待値が高かったです。

 

メールのやりとりという、現代人にも入りやすい設定。

男女の心情が巧みに描かれているので、感情移入がしやすかったです。

 

登場人物である女性は、難聴で今の自分が好きになれないことが多かったと思います。

けれどメールのやりとりで知り合った男性に出会ったことで、自分を見つめていきます。

その過程で,苦しみながらも成長していくのが、共感を覚えました。

 

自分に投影できる

僕も「どうせ自分なんて」と思うことが多々あります。

けれど、苦しんでいるのは自分だけではない。

それに、自分の苦しみなんてちっぽけなものだったということもあると思います。

 

けれど、端から見てちっぽけな苦しみでも、当人にとっては、耐えがたいものであることは代わりありません。

大切なのは、苦しみにどう立ち向かっていくかではないだろうか。

と、この小説を読んで感じました。

 

それには、理解してくれる人がそばにいるといいのですが、孤独の場合もあります。

そんなときは、レインツリーの国に出てくる女性のように、同じ苦しみや悩みを抱えている同志を見つけるといいかもしれません。

 

共感しやすい小説

僕は、この本に出会って、登場する女性の悩みに共感しました。

その一方で、そんなことで悩んでいたのかと思ったりもしました。

表と裏を感じることができたみたいで、すごく考えさせられました。

 

それにしても有川浩さんの小説は、心理描写がグッときます。

だからこそ、感情移入しやすいし、物語に没頭していくのだと思いました。

また新作が出たら、読みたいと思います。

 

レインツリーの国 (新潮文庫)

 

 

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