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【ネタバレあり・感想】桜木紫乃・作「ホテルローヤル」を読んで気になった女子高生のムートンブーツ

こんにちは、hiroです。

今回は、桜木紫乃さんの小説「ホテルローヤル」を読んだ感想を書きます。

 

ホテルローヤル (集英社文庫)

 

この小説は、第149回直木賞を受賞しており、人生の一瞬のきらめきとその後の寂しさがひしひしと伝わってきます。

 

あらすじ

北海道の湿原にある廃墟となったホテル。

かつてそのホテルは多くの人が非日常を求めてその扉を開いた。

多くの人々が、欲情と安らぎをそのホテルで満たし、その後訪れる喪失感を感じながら、部屋を出て行く。

人生の一瞬のきらめきと荒廃を描いた小説。

 

感想

自分の人生でどれかけの時間、回数のかがやきがあるのだろうか。

同時にどれだけの悲しさや寂しさを感じるのだろうか。

一瞬でいいから思いっきり輝いてみたいが、その後訪れるであろう喪失感が怖くて前に一歩進むことがはばかれられる。

そんなときが僕にはあります。

 

しかし人間は欲求の塊。

欲求を満たすことで、人間としての存在価値を自ら認めることができるのだろうか。

 

この小説のいいなと思ったところは、すでにホテルが廃墟になった場面からスタートするところ。

かつては賑わいを見せていたホテルが、時の流れとともに廃れていく。

 

人間も同じだと感じます。

栄枯盛衰という言葉があるように、人も物も社会も栄えては廃れの繰り返しだと思います。

この小説の登場人物たちも、おのおのの人生の中で、流れていく時間に対して、懸命に生きています。

そんな人々の生き様を感じ取ることができ、明日の自分の生きる糧となります。

 

なかなかうまくいかない人生だからこそ、この小説を読んで、人物の様相を知ると良いかもしれません。

自分だけでなく、他人を知るからこそ、自分がわかる。

そんなこともあると思います。

 

僕が気になったのは、里沙という女子高生と先生の物語。

新幹線に乗る下りの中で、女子高生の履いているムートンブーツが超絶くさいというのです。

ニラや納豆系の腐った臭いらしいのです。

どれくらいの臭いなんだろう・・・。

ちょっと気になったりして。

 

ホテルローヤル (集英社文庫)

 

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