こんにちは、hiroです。
今回は、ライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!13 リッチーへの挑戦状」を読んだ感想です。※ネタバレあり
この素晴らしい世界に祝福を! 13 リッチーへの挑戦状【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
ウィズのラブコメ要素がたっぷりの今作。
ですが、これまでのカズマたちの真面目なラブコメ展開と違って、「このすば」らしいオチになっており、面白おかしく読むことができました。
(ウィズは真剣に悩んでいたんですけどね…)
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物語の簡単なあらすじ
ウィズが、ストーカー被害にあったらしい。
しかし、あまりに情熱的なストーカーに対して、淡い恋心を抱いてしまったようだ。
のろけるウィズに呆れるバニルだったが、持ち前の見通す力であるたくらみを思いつく。
ウィズの意思を尊重し、ストーカーに会うことを勧めるバニル。
そして、再びストーカーと対面したウィズ。
もじもじしながらも自分の気持ちを伝えたウィズだったが、ストーカーは彼女に衝撃的な言葉を告げる。
はたして、ウィズの恋は成就するのか!?
そして、バニルのたくらみとは!?
今回の見どころポイント
ウィズとバニルを堪能できる回
今作は、カズマ達に目立った活躍はなく、ウィズとバニルがメインの物語です。
カズマ達のパーティの活躍を楽しみにしている人は、やや物足りないと感じてしまうかもしれません。
しかし、ウィズとバニルが好きな人であれば、物語の展開にワクワクすると思います。
ポンコツ店主のウィズがさらにポンコツになってしまったり、珍しくバニルが自ら進んで汗をかいていたりなど、各キャラクターの魅力がたっぷり味わえました。
特に、「宝島クエスト」のウィズとバニルの必死さが笑えました。
希少な鉱石をたずさえた巨大な亀が現れたとのギルドからのアナウンスに、脇目も降らずに店から飛び出した二人。
店が赤字続きで今月の家賃が払えないと嘆く悪魔やリッチーが、必死につるはしで肉体労働しているのには爆笑でした。
ウィズのラブコメ展開
ストーカーがウィズのことが好きというのは、ウィズ本人の勘違いでした。
そして、バニルはその勘違いを利用して、失恋したウィズの悪感情を食らって満足していました。
結局、最後はバニルの一人勝ちになっていましたが、後味が悪くならない幕の引き方だったのでスッキリしました。
カズマ達のラブコメ展開は、読んでいてモヤモヤすることもありましたが、ウィズの展開は、面白おかしく、安心して読むことができたので良かったです。
「このすば」らしさを存分に堪能できた気がします。
そろそろ物語が動き出す伏線もあったので、次巻以降も期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この素晴らしい世界に祝福を! 13 リッチーへの挑戦状【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
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