こんにちは、hiroです。
今回は、ライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!10 ギャンブル・スクランブル」を読んだ感想です。※ネタバレあり
この素晴らしい世界に祝福を! 10 ギャンブル・スクランブル!【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
今作は、アイリス好きにはたまらない一冊となっています。
もちろん、あいかわらずのカズマたちのイカレっぷりも健在ですよ。
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物語の簡単なあらすじ
ベルゼルグ王国の王女アイリスから手紙が届いた。
その内容は、「カジノ王国エルロードにいる婚約者に会いにいくので、道中の護衛をしてほしい」とのことだった。
カズマは「お兄ちゃんは許しません」と言うがごとく、婚約を阻止するために護衛任務を引き受けた。
しかし、無事エルロードに到着したアイリスとカズマ達だったが、婚約者に「婚約破棄とベルゼルグ王国への金銭的支援の打ち切り」を通達される。
愕然とするアイリスを見たカズマは、かわいい妹のために、婚約はともかく支援を継続してもらおうと画策する。
はたして、カズマはアイリスの笑顔を守ることができるのか!?
今回の見どころポイント
アイリス王女の魅力たっぷり
アイリスは勇者の末裔だけあって、めちゃくちゃ強い。
グリフォンやドラゴンを真っ二つにするほどのとびぬけた強さにはカズマ同様、僕自身も若干引きました(笑)
普段の幼さやあどけなさをにじませる妹キャラのギャップとしては、インパクト強すぎですね。
肩書きが「金髪碧眼、妹、箱入り娘」だけでなく、新たに「ドラゴンスレイヤー」という称号を手に入れてしまったことで、濃いキャラクターになりました。
今後、アイリスがどのようにカズマ達にからんでいくのか、楽しみです。
アイリスと料理
エルロードまでの道中で、カズマ達はアイリスに旅の食事を教えます。
カズマが教えたのは「チャーハンと餃子」。
しかし、アクアとめぐみんがひどかったですね。
アクアは、「ツナマヨご飯」。
めぐみんは、「ザリガニ料理」。
一国の王女であるアイリスにこんなものを食わせるのかと、読んでいるこちらもヒヤヒヤさせるものでした。
それでもアイリスはおいしそうにほおばっており、その姿に癒されたので、良しとしましょう(笑)
カズマご一行とウソ発見器
エルロード王国でも相変わらずカズマ達はやらかします。
今回は、「深夜の爆裂魔法騒ぎ」を起こしました。
駆け出し冒険者の町アクセルであれば、苦情と厳重注意だけで済んでいましたが、免疫のないエルロードでは一発で牢屋にぶち込まれていました。
そして、検察官に事情聴取を受けるのですが…。
このシーンがめちゃくちゃおもしろかったです。
嘘をつくと「チーン」と音が鳴る魔道具を使って聴取を進める検察官でしたが、ダクネス、めぐみん、アクアのイカレっぷりに参ってしまいます。
ダクネスは、「黙秘するので、拷問を受けたい」と言い出す始末。
めぐみんは、「私の前世は破壊神なので、破壊活動は正しい事」と言い出す始末。
アクアは、魔道具自体を女神の力で無効化してしまう始末。
疲れ切った検察官には同情しました(笑)
「後はお兄ちゃんに任せとけ」
エルロード王国から支援が受けられない事実を突きつけられたアイリスに、義理の兄と言い張るカズマが手を差し伸べます。
とはいっても、助ける方法がなんと、「国営のカジノで大儲けして、それを支援金にしてしまう」という作戦。
無謀だとあきれるダクネスでしたが、カズマ自身は勝機があると踏んでいたようです。
実際、カズマは幸運値が異常に高く、賭け事には向いています。
さらに、今回のギャンブルは私利私欲ではなくアイリスのためなので、幸運の女神エリス様がきっと助けてくれるだろうという思惑もありました。
そして、作戦が見事的中して大金を手に入れ、アイリスの顔にも笑顔が戻って一件落着。
イカレた作戦ですが、ちゃんと根拠があるのがすごいと思います。
仲間のために体を張れるカズマはやっぱりカッコいいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この素晴らしい世界に祝福を! 10 ギャンブル・スクランブル!【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
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