こんにちは、hiroです。
今回は、佐藤青南さんの小説、「ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻」をご紹介します。
ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
今作は鳥肌の立つ、おぞましさを感じました。
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「ツインソウル」の簡単なあらすじ
行動心理学で相手のウソを見抜く、自供率100%の美人刑事、「楯岡絵麻」。
そんな絵麻のもとに次々と舞い込んでくる事件。
人気動画投稿者殺害事件。
ホームヘルパー殺害事件。
通り魔事件。
その中でも通り魔事件は、絵麻の心をかき乱す人物が現れた…。
はたして、行動心理学を駆使する絵麻の心を乱すことのできる人間とは、だれなのか!?
第1作目の犯人登場…
エンマ様シリーズの第1作目である「サイレント・ヴォイス」。
今作の「ツインソウル」は、その時の事件で捕まった犯人が登場しました。
いつどこで登場するかは、ネタバレになるので言えません。
というか、登場すると言っている時点でネタバレかもしれませんが…。
その犯人は、1作目でもおぞましい殺人犯でしたが、今回は、殺人を犯していないのに、鳥肌が立つほどのおぞましさを感じました。
自分が別に手を下しているわけではないのに、恐怖を感じさせることができるのは、相当の人物だということがうかがえます。
おそらく、次回以降のエンマ様シリーズで登場することは、間違いないようです。
新しいキャラクターが登場!
今までのエンマ様シリーズの登場人物。
「楯岡絵麻」と、相棒の「西野」。
絵麻を目の敵にする刑事の「筒井」と、相棒の「綿貫」。
この4人が主な登場人物でした。
それに加えて、絵麻の元恋人の「塚本」もちょいちょい出てきます。
今回は、まったく新しいキャラクターが出てきました。
とはいっても、事件にかかわるわけではなく、今回は、あくまで「登場」という感じでした。
この何事もない登場に、ものすごく違和感があります。
僕の推理では、今後の作品でそのキャラクターが活発になるのではないかと考えています。
それも、悪い意味で…。
僕の推理は、ことごとく外れます。
なので、あまり期待することなく、次回作も読んでいきたいと思います。
次回作はいつ発売されるかわかりませんが、楽しみに待っています。
エンマ様シリーズをぜひ読もう!
エンマ様シリーズは今作で、8作目です。
取り調べの仕方が特異的だったり、因縁の相手との心理バトルが白熱したり…。
読みごたえがありますし、行動心理学という分野の勉強にもなります。
むしろ、エンマ様シリーズを読むだけで、行動心理学を結構学ぶことができるのではないだろうか。
認知的不協和。
なだめ行動。
マイクロジェスチャー。
etc…。
小難しい心理学用語が、わかりやすく説明されています。
心理学に興味があるという人にとっては、ある意味、入門書になっていると思います。
シリーズものとしても楽しめる、刑事物語。
まだ読んだことのないあなたは、ぜひ一度読んでみてください。
行動心理学でどのように事件を解決していくのか、見ものですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
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