女の子(4才)「かくれんぼしよう!お父さん,ここにかくれて!」
ほっこりしたいあなたに,おすすめします。
「見て楽しめる本」なので,ストレスなしで読める一冊です。
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もくじ
本書の紹介
この本は,いわゆる保育園・幼稚園児の「純粋無垢で,時には考えさせられるような名言」を紹介している。
忙しい毎日に追われている親御さんに,ぜひお勧めしたい本である。疲れた心を癒してくれる子どもの「ことだま」を受け取ってみてはいかがだろうか。
この本を出版したのは,東邦出版編集部さん。
「子どもの純粋無垢な言葉に触れることにより,多忙な毎日で疲弊した心,荒んだ心を洗い流し,親と子の会話する時間がもっと増えて,日本中が幸せな親子関係で満たされてほしい」
このように願い,本書を出版したそうだ。
独身の僕が,本書を手に取った理由
まだ独身で子どもがいない僕が,本書をなぜ手に取ったか。
本屋さんでたまたま見つけて,中身をパラパラ見ると,子どもならではというか,大人では出てこなさそうな言葉・名言がたくさんちりばめられていた。
パラパラ見ていくうちに,クスリと笑ってしまったり,深く考えさせられたり,純粋な子どもの言葉には何かがあるような気がしてならなかった。
その何かをもっと感じたいと思い,本書を手に取った。
僕が刺激された言葉 ①発想力
僕が本書を読んで刺激されたのは,発想力,まっすぐな感情,道徳心の3つだ。
まず,発想力。
2歳の女の子が,湖を見て一言。
「誰がここにおみじゅ(お水)入れたの?」
僕は「そうきたか(笑)」と驚いてしまった。湖を見て,「誰かが水を入れた」という発想はなかなか出てこないと思う。
そこから僕は,湖はどうやってできたのかに興味を持った(まだ調べてないけど…)。この女の子のように,物事を違った視点で見てみると案外面白いかもしれない。
僕が刺激された言葉 ②まっすぐな感情
お母さん「テレビに出ているアイドルとお母さん,どっちがかわいい?」
4歳の男の子「女の子は,みんなかわいいよ」
僕は「なるほど!女性に好かれるにはこうやって言えばいいのか!」と学んだ(笑)。ただし,社交辞令ではなく,純粋でまっすぐな感情でないと意味がないかも…。
よく女性に「あたし何歳に見える?」と聞かれることがある。正直どうでもいいと思うのだが,適当なことを言って怒らせるわけにもいかない。
いつも無難に,ちょっと低めの年齢を言ってご機嫌をとっているのだが,4歳の男の子のように,「あなたが何歳だとしても,かわいいに違いないですよ」と言おうと思う。
僕が刺激された言葉 ③道徳心
3歳の男の子が友達とケンカをしてしまい,「○○くんなんてきらい」と言ってしまう。それを聞いた友達が,「その言葉って,人を悲しい気持ちにさせる魔法だね」と言った。
自分の言葉や行いが,人にどのような気持ちにさせているか。
僕は親しい友人に,言いたい放題言ってしまうことがある。その言葉が,じつは友人を不快にさせているのではと考えるようになった。今度から友人と話す時は,ちょっと言葉を選ぶとか,考えてしゃべるようにしよう…。
このように,子どもの気持ちになって考えてみたり,自分の毎日の生活を見つめるきっかけを与えてくれたと思っている。
なつかしい気持ちを呼び戻してくれた
本書を読んで,僕自身の保育園時代に想いを馳せる。
ある日,友達のT君の家に遊びに行った時のこと。テレビで,アニメ「るろうに剣心」が放送されていた。そのエンディング曲であった「3分の1の純情な感情」が流れていた。
時は流れ,社会人。YouTubeで「るろ剣」のそのエンディングの動画を見たら,猛烈に懐かしい気持ちが沸き起こった。どこにでもあるような普通のエンディングなのだが,自分にとってはかけがえのない懐かしい気持ちと童心を呼び戻してくれるものとなった。
多忙な毎日を過ごしている中で,懐かしい気持ちを味わい,過去を想起するという,どこか非現実的な体験をとおして,また明日から頑張ろうという気力がわいてきたのを実感した。
胎児記憶ってすごい…
僕が本書を読んで興味を持ったことがある。それは「胎児記憶」だ。
4歳の女の子「お空から,ママかわいいなぁと思っておなかの中に入ったんだよ」
これを見たとき僕は,「え?どういうこと??」と困惑した。
胎児記憶とは,お腹の中にいた時の記憶のことで,成長するにつれて消えていってしまうそうだ。子どもは赤ちゃんの時,お母さんのお腹の中で何を感じ,何を思っていたのかをもっと知りたいと思った。
胎児記憶集を集めてみたら,おもしろいかも。
子どもの言葉は「宝」だと感じた
本書は,子どもとの向き合い方,自分の視点などを改めるきっかけになる。
子どもの純粋無垢な言葉の深みを感じることもできる。子どもの言葉で大人はいろんなことに気づいていくのだなぁと実感した。そして何より,心が洗われた。自分のこれまでのせこい考えや行いが恥ずかしくなった。
僕はまだ独身だが,いつかは結婚して,子どももほしいと思っている。もし自分に子どもができたら,子供が発する言葉にとことん耳を傾けていきたいなと思う。
本書を通じて,子どもの言葉によって,親は,大人は大事なものを見つけていくんだ,成長していくんだと感じた。
あなたもぜひ一度,子どもの純粋な言葉のシャワーをあびて,疲れきった心を洗い流してみてはいかがでしょうか。
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