こんにちは。
「潤沢LIFE」管理人のhiroです。
今回は,僕も悩んでいる「過敏性腸症候群」について勉強したことをを紹介します。
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もくじ
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群とは、「下痢や便秘などの腹痛が続くが、体の検査をしても臓器などに異常がなく、機能的な異常だけがみられる病気のこと」です。
便通異常の3タイプ
下痢型
若い人に多く、典型的な例として、通勤や通学のときに急にお腹が痛くなり、トイレに駆け込むことがあげられます。
便秘型
女性に多く、年をとるにつれて多くなる傾向があります。
交替型
下痢と便秘を繰り返すもので、下痢を気にして食事をとらなくなったりして便秘になるパターンもあります。
その他のお腹の症状
そのほかには、おならが出る、お腹がふくれて破裂しそうな感覚になる、お腹が鳴るなどの症状もあります。
心理的なストレスが関与している場合も
過敏性腸症候群がおきるきっかけは、精神的なストレスが関係している場合があります。
ストレスが解消されず、蓄積されてくると、症状として下痢や便秘になるということがあります。
脳腸相関
脳と腸管は密接な関係があります。
したがって、脳でストレスを感じると、それが腸に伝わり腹痛などを起こしてしまう可能性があるのです。
どんな人がかかりやすいのか
几帳面で神経質
まじめで几帳面な人がなりやすく、子どもはいわゆる「よい子」と呼ばれることがある子がなりやすいといわれています。
精神的なストレスの積み重ね
だれもが日々、時間に追われていたり、職場の人間関係に気を遣ったりなど、なにかとストレスがたまります。
そのストレスを上手に発散できればよいのですが、なかなかうまくいかない人が慢性的な下痢や便秘になりやすいといわれています。
ストレスの影響は、精神的に弱いからではない
ストレスに負ける、ストレスに弱いということは誤解です。
弱いのではなく、ストレスに敏感という体質だということを認識してください。
腹痛が起こるタイミング
特定の状況で起こるタイプ
仕事の通勤、学校への通学のときにお腹が痛くなる。
車で長距離ドライブに行くと痛くなる。
というように、特定の状況で腹痛が起こる例があります。
予期不安といって、またお腹が痛くなるのではないだろうかという不安感に襲われることもあります。
いつでも起こるタイプ
特に焦る状況でもないのに、下痢が起こる例もあります。
腹痛がいつおこるかわからないため、旅行や外出ができなくなり、家にこもることが多くなることもあるようです。
症状は治るのか、いつまで続くのか
精神的な問題の解決が重要
精神的なストレスが関わっている場合が多く、そのストレスを除かなくてはなりません。
しかし、心理的なコントロールは難しく、なかなか直らないと悩む人もいます。
再発
いったん治まった下痢や便秘が、環境が変わったり、ストレスが加わったりすると、再発する恐れがあります。
病気とつきあう気持ちを持つ
ストレスや環境は人それぞれのため、この病気を治すには個人にあった治療法が必要になります。
したがって、治療すると同時に、いかに腹痛とつきあっていくかを考えるとよいかもしれません。
病院は消化器科か心療内科
初めて受診する場合は、消化器内科が一般的かもしれません。
しかし、精神的なストレスで腹痛が起こっている場合のあるので、原因や自覚があれば、心療内科を受診する方法もあります。
治療方法
薬物療法
便性状改善薬、抗不安薬、漢方薬など、医師が処方したものを服用します。
生活の改善
生活のリズムを整えたり、排便習慣をつけたり、運動や十分な休養をとります。
心理療法
自律訓練法や認知行動療法など、医師の診断に基づき、実践するものです。
食生活の工夫
食物繊維は下痢にも便秘にも欠かせません。
食事時間や食事量、選ぶ食品などを変えていきます。
おわりに
突然の腹痛に悩んでいる人は案外多いと思います。
たとえば、朝通勤の時間帯、駅のトイレに行ってみてください。
かなり高い確率で個室が使われていると思います。
なので,自分ひとりの悩みじゃないんだと思うことが,ひとつ心を安らかにしてくれるかもしれません。
なにかとストレスが多い社会の中で、いかに自分が心地よく過ごしていけるかを一度、ゆっくりと考えるとよいかと思います。
参考文献 最新版 過敏性腸症候群の治し方がわかる本 (こころの健康シリーズ)
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