「おい,お前。ど真剣に生きているか?」
自分にいつも問いかけています。
こんにちは,hiroです。
精神疾患にかかって1年半。
いつまでたっても,普通の生活に戻れていません。
一体,いつまで地獄が続くのか。
わらをもすがる思いで,1冊の本を手にとりました。
それが稲森和夫さんの「生き方」という本です。
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ど真剣に生きているか?
本の中には,心を高めることの重要性が書かれていました。
僕はその中でも特に,「ど真剣」という言葉に大きく心を揺さぶられました。
「ど真剣に生きているか?」
貴重な時間を無駄にしていないだろうか。
自分の1年半を振り返るきっかけとなりました。
精神疾患を理由に逃げていた?
確かに精神疾患は,厄介な病気。
脳の機能が異常になるのです。
まともに思考が働かなくなります。
しかし,苦しい中でも治療を続けていけば,症状が和らいできます。
もちろん,なかなかうまく治療がいかない人もいますが。
少なくとも僕の場合ですが,1年半が経過し,ようやく行動ができるようになってきました。
けれど,今までの病気のころの自分を恐れてしまい,思い切った行動をとることができません。
思いきった行動というと,大それたように聞こえますが,そうではありません。
健康だったころの当たり前にできていた行動という意味です。
例えば,仕事に行くという行動。
外出するという行動などのことです。
「病気だから仕方がない」
本当にそうなのかなと最近思い始めました。
もしかしたら,病気を理由に自分の殻に閉じこもっているだけかもしれない。
もちろん,殻に閉じこもるべき時もあると思います。
けれど今の自分を見ていると,どうしても現実から目を背けているようにしか感じないのです。
「それは違う。まだ病気が寛解していない証拠だよ」
そう言われるかもしれません。
というか,医者にそういわれました。
けれどこのまま,いつもと変わらない毎日を過ごしていたら,残りの人生ずっとこの状態が続いてしまいそうで怖いのです。
もちろん,治療を根気よく続けていくことは大事。
僕もそのつもりです。
けれど,少しでもいいからこの状況を打開したい。
そう思い,稲森さんの「生き方」という本を手にとったのです。
良い言葉に出会えた
「ど真剣に生きているか?」
この言葉に出会えたことに本当に感謝です。
なんというか・・・自分の意識の中の核ができたような感じ。
今まで宙ぶらりんだった僕の気持ちが,固まったような気がします。
この言葉が,僕の道しるべになってくれたのです。
苦しい時,辛い時。
数少ない楽しい時。
そんなときに,「ど真剣に生きているか?」という言葉を,自分に投げかけています。
すると不思議なことに,今を真剣に生きようとするのです。
「真面目に」とは感覚が違います。
本当に「真剣に」という感じ。
文章では伝わりづらいですが,良い言葉を自分に投げかけることで,その通りに自分の心と体が動こうとするのです。
なので,僕はことあるごとに「ど真剣」という言葉を使いまくっています。
内側から外側へ
「自分が内側で思っていることが,外側の行動に表れる」ということがよく言われます。
稲森さんの本にも書いてありました。
多くの人がそう言っているのであれば,きっとそうなんでしょう。
だからこそ,僕はできるだけポジティブな内面を作る努力をしています。
けれどここで問題なのが,精神疾患。
どうしても思考がネガティブになってしまうのです。
いくらポジティブになろうとしても,なかなかうまくいきません。
そんなときは,ポジティブな言葉を見たり,メモしたり,頭の中で繰り返し唱えたりしています。
そうすることで,自分から無理矢理ポジティブになるのではなく,言葉が導いてくれる感じがするのです。
洗脳みたいな感じですが,良い洗脳だと思います。
言葉の力を借りて,自分の内側のネガティブな気持ちをポジティブに変換していくと,もしかしたら今後の僕の行動が変わってくるかもしれません。
大切なのは,良い言葉を自分の中に落とし込むこと。
そのために,毎日,「ど真剣に生きているか?」という問いを投げかけようと思う次第。
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