うつ病が寛解した後。
仕事に復職しました。
けれど仕事をしていると,体調がおかしいに気づく。
「あれ・・・まだ治ってないのかな?」
それから,体の不調が気になりだしました。
そして,不調のことばかり考える。
最終的に,この体調ではまだ復職はムリだと判断。
そして,また休職。
これを何度,繰り返したことか。
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残遺症状を理解する
うつ病が寛解しても,症状が残る場合があるそうです。
- 抑うつ気分
- 意欲低下
- 興味関心の消失
- 食欲不振
- 不眠ないし過眠
- 不安
- 焦燥
- 体の痛み
これらの残遺症状は,患者の主観的な回復感の有無や,うつ病の期間の長さなどに関係しているらしい。
研究によると,残遺症状があると,再発リスクが高まることは,まだ明らかにされていないようです。
こわいのは,残遺症状を「うつ病がまだ治っていない」と勘違いしてしまうこと。
確かに,寛解は,完治とは違います。
けれど,回復傾向にあるときに,ネガティブな思考はなるべく持ちたくありません。
残遺症状を過度に意識してしまうことで,うつの呪縛から逃れられないかもしれません。
そうならないために,うつ病が寛解しても,残遺症状がある場合を認識することが大切です。
僕の経験から
僕の場合,寛解したと思っても,ふらつきや頭痛がありました。
これを僕は,「まだ抑うつ状態にあり,寛解していない」と思っていました。
けれど実際は,抗うつ薬や睡眠薬の副作用によるものだとわかりました。
もし,このことを理解していれば,多少ガマンして仕事に取り組んだかもしれません。
それを,まだ治ってないと勝手に思い込み,仕事をまた休職してしまいました。
仕事をすると,今までできていた仕事が負担に感じます。
それに上乗せされて,ふらつきや頭痛などが起こると,そりゃ勘違いしやすい。
しかし今回,うつ病の寛解中は残遺症状があるという知識を身につけたので,今後仕事を復職したときに,体の不具合が生じても,冷静に判断できると思います。
やはり,知識をある程度知ることは大切だと実感しました。
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