こんにちは、hiroです。
今回は、ライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!」が、読書習慣を身につけるのに最適な理由を考察してみます。
この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
「読書をしたいけど、何を読んだらいいかわからない!」
そんなあなたの参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
もくじ
ライトノベル「このすば」が読書習慣を身につけるのに最適な理由
理由① 1冊の文章量が少ないから
「読むと疲れる」
これが、読書に抵抗感を持ってしまう理由の一つではないだろうか。
「本の文字を読む」というのは脳みそを使うので、どうしても疲れてしまいます。
しかし、せっかくの余暇時間に疲れたくありません。
この「疲れたくない」という気持ちが、本を手に取るのにブレーキをかけているのかもしれません。
「このすば」は、1冊あたり2時間30分程度で読めます。
文章量が少なく、サクッと気軽に読めるので、疲労感を感じにくいと思います。
実際、僕自身の感覚としては、他の小説と比べてかなり気楽に読むことができたと感じています。
食事でいうところの「腹八分目」のような感覚で、精神的にゆとりを持ちながら読書することができました。
文章量が少ないので、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
ですが、読書初心者にとっては、ちょうど良いボリュームになっていると思います。
理由② 「読む」よりも「見る」感覚に近いから
「このすば」は、小難しい文章がほとんどないので、頭の中に文章がスッと入ってきます。
そのおかげか、脳内で簡単に映像化され、物語の世界に没入することができました。
説明文のようなくどくどした文章も少なく、会話調でリズムよく物語が進んでいくので、抵抗感なく読むことができます。
文章を読むというよりも、脳内で映像が再生されているような感覚なので、疲れも感じにくいと思います。
理由③ キャラクターの個性が濃いから
「このすば」のキャラクターは、一人一人が強烈でわかりやすい個性を持っています。
- アクア…とことんバカ。
- めぐみん…頭のおかしいロリッ子。
- ダクネス…とにかくドM。
- ウィズ…ポンコツ店主。
- ゆんゆん…ぼっち。
印象に残りやすい個性のおかげで、脳内でそのキャラクターを鮮明にイメージしやすくなっています。
つまり、キャラクターが現在どのような行動をしているのか、どのような心境でいるのかを捉えやすくなります。
理由④ 現実味のあるファンタジー感で共感を得やすいから
「このすば」の魅力的なところの一つとして、「ご都合主義な展開が少ない」ことが挙げられます。
異世界物語にありがちな「そうはならんやろ」という展開が少なく、ファンタジーだけども現実味のある作品になっていると思います。
例えば。
強力な魔法を覚えても、自身の魔力が少なくて結局使えなかったり。
強敵を一人で倒すのではなく、みんなで団結して倒したりなど。
筋がしっかり通っているので、キャラクターやその場の状況に共感を得やすいと思います。
「このすば」の主人公はカズマですが、物語としては、サポート役、わき役の働きをすることが多々あります。
例えば戦闘場面においては、ダクネスが盾になり、アクアが支援し、めぐみんがとどめを刺す流れとなっており、カズマはあくまで指揮を取ったり、足りないところのフォローをすることが多い印象です。
主人公がめちゃくちゃ強いわけではなく、悪戦苦闘しながら問題を解決をしていく様子に共感が持てると思います。
理由⑤ おもしろいから
やはり、おもしろくなくては読書は続きません。
その点「このすば」は、ページをめくる手が止まらないほど物語がおもしろいです。
基本的には、主人公カズマが何かしらの厄介ごとに巻き込まれてドタバタやっていますが、そのドタバタ劇が毎回おもしろく、笑いが絶えません。
僕自身、本を読みながら声を出して笑ってしまったのは「このすば」が初めてです。
戦闘シーンも読みごたえがあります。
強い敵に出くわしたとき、主人公とその仲間たちだけでなく、モブキャラたちまでもが総出となって戦いに挑みます。
その臨場感がものすごく伝わり、読んでいる自分も興奮するほどでした。
「このすば」注意ポイント
個人的に、「このすば」を読んで気になった点を挙げてみます。
下ネタ、ゲスネタがある
基本的に、主人公カズマは変態でクズです。
ヒロイン相手にたくさんセクハラします。
下ネタ、ゲスネタに免疫がない人は好まないかもしれません。
ラブコメ要素が強く出過ぎていてしつこく感じる
作中、カズマがヒロインたちとラブコメ展開になります。
ラブコメが悪いというわけではありませんし、物語が進めば人間関係が深まるのは理解できます。
ですが、惰性のように続くラブコメ展開にしつこさを感じてしまうこともありました。
中だるみがある
「このすば」の本編は、全部で17巻あります。
僕個人の感想ですが、中盤から後半にかけてのエピソードに物足りなさを感じました(特に14巻…)。
本編で書かなくてもスピンオフにすればよかったのでは?と思います。
作者がスピンオフ作品「この素晴らしい世界に祝福を!よりみち!」のあとがきで言うには、10巻で終わる予定だったようです。
商売の都合上、巻数が増えたのだと思いますが、どうしても中だるみ感がぬぐえませんでした。
とはいうものの。
不満点を考慮しても、「このすば」が面白い作品だということには変わりありません。
何よりも読みやすく、物語の内容が頭の中にスッと入ってきやすいのが良いですね。
もしこれから読書を始めようと思っている人がいたら、間違いなく「このすば」を紹介すると思います。
読書初心者でもきっと夢中になれる作品です。
この機会にぜひ、読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
スポンサーリンク