こんにちは、hiroです。
今回は、ライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!11 大魔法使いの妹」を読んだ感想です。※ネタバレあり
この素晴らしい世界に祝福を! 11 大魔法使いの妹【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
今作の魅力は、なんといっても「こめっこ」の可愛さ。
ぶっ飛んだ行動や言動をするこめっこに、カズマ達は過去最大に振り回されていました。
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物語の簡単なあらすじ
「家がボンッてなってなくなった」
カズマ達の屋敷に訪ねてきたこめっこが、衝撃的な一言を発した。
どうやら、魔王の娘が紅魔の里に攻めてきたらしい。
紅魔の里には、「魔王の娘の部屋が覗ける展望台」という観光名所があり、本人にバレてしまったようだ。
カズマ達はしばらくの間こめっこを屋敷に同居させることにしたが、こめっこの小悪魔っぷりに翻弄される。
さらにこめっこは、アクセルの町の冒険者たちを巻き込み、とんでもないクエストを引き受けさせた。
魔性の妹に振り回される冒険者たちの運命やいかに!?
今作の見どころポイント
こめっこ回
いろいろとぶっ飛んでいる紅魔族ですが、こめっこも漏れなくぶっ飛んでいます。
カズマ達のペットのちょむすけを見て、「うまそう」と言いながらヨダレを垂らすこめっこ。
めぐみんは慌てて「食べてはいけない」とたしなめましたが、「もっと太ってから食べるんだね」と、さらなるぶっ飛び発言を浴びせていたのには笑いました。
家が貧乏なので、カズマの屋敷にいる間に食い溜めしておこうと、頬いっぱいに食べ物を詰め込む姿はかわいらしかったです。
塩漬けクエストの片付けのために利用されたこめっこ
こめっこは、ギルドにいる冒険者たちを褒めまくって、食べ物を恵んでもらっていました。
その様子を見ていたギルド職員のルナは、今まで塩漬けにされてきたクエストを一気に片付けようと、こめっこを餌付けして冒険者を褒め称えさせ、断わりづらい空気を作ってクエストを無理やり押し付けました。
もちろんカズマもその餌食になり、「安楽王女の討伐」という高難易度のクエストを押し付けられました。
安楽王女は、死を待つだけしかない人間を優しく看取ってくれるらしく、一部の人間には評判の良いモンスターでした。
しかし、それが自殺の名所となってしまっていたのは事実で、ギルドは困っていました。
多くの冒険者が討伐を断念して帰ってきましたが、ゲスいカズマなら安楽王女を遠慮なく討伐できるとギルド職員は思ったようです。
カズマは不本意そうでしたが、実際やったことは除草剤を撒くという鬼畜行為でした。
本性を現した安楽王女にののしられながらも見事討伐完了し、こめっこののかげで塩漬けクエストが一気に片付いたことに、ギルド職員は大いに喜びました。
読みごたえある「ドタバタ戦闘劇」
こめっこに「姉ちゃんはあまりすごくなかった」と言われためぐみんは、なんとグリフォンとマンティコアという大物を討伐することになりました。
個人的に、この戦闘が今作のイチオシポイントです。
カズマがマンティコアに貞操を奪われそうになったり、ダクネスがグリフォンにくわえられて連れ去られそうになったりなど、慌てふためきながらも必死で戦う様子が読みごたえありました。
そして、最後はめぐみんの爆裂魔法で一掃するという流れが爽快でした。
カズマ達だけでなく他の冒険者も一緒になって必死に戦う「ドタバタ戦闘劇」が、このすばの見どころだと思います。
めぐみんの母、襲来
たった4ページ登場しただけで、今作に大きく深い爪痕を残しためぐみんの母、ゆいゆい。
なにかとカズマとめぐみんをくっつけようとしますが、今回も嵐を巻き起こします。
こめっこにめぐみんの身の回りで起こったことをメモさせていたゆいゆいは、その内容をみんなの前で暴露します。
こめっこメモ
青髪のお姉ちゃんが凄かった、お化けをなんかパンチした。
鎧のお姉ちゃんも凄かった、でっかい鳥に食べられた。
姉ちゃんの男も凄かった、女の人に除草剤を撒いて退治した。
姉ちゃんも凄かった。よく分からないけど凄かった。
そして、「めぐみんが、カズマと仲間以上恋人未満の関係になりたいと言っていた」ということも暴露してしまいました。
慌てふためくめぐみんに、ゆいゆいが帰り際に放った一言はなんと。
「とっとと子供を作りなさい」
ぶっ飛んでますね(笑)
このすばは登場キャラのほとんどがどこかイカレていますが、紅魔族のゆいゆいは群を抜いていると思います。
さすが、頭のおかしい爆裂娘の母親ですね。
今作もかなり満足度が高かったです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この素晴らしい世界に祝福を! 11 大魔法使いの妹【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
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