こんにちは、hiroです。
ライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!!」を読み終えました。
この素晴らしい世界に祝福を! 5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!! (角川スニーカー文庫)
この作品はアニメ映画化もされており、そちらも視聴済み。
映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説 通常版 [Blu-ray]
では、ライトノベルと映画、どちらがおもしろかったか。
考えてみようと思います(※ネタバレあり)。
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もくじ
「このすば 紅伝説」の簡単なあらすじ
「私、カズマさんの子どもが欲しい!」
突然カズマに告白した、紅魔族族長の娘のゆんゆん。
あまりの爆弾発言にめぐみんたちが凍り付くが、ゆんゆんには深い事情があった。
それは、紅魔の里を救うためだというらしい。
詳しい事情をゆんゆんから聞き、里の様子を見に行くことに決めたサトウカズマご一行。
しかし、現地で目の当たりにしたのは、滅亡とは程遠い、平和で穏やかな里の風景だった。
一体何がどうなっているのか。
カズマ達は安堵しながらも数日ほど紅魔の里に滞在することにした。
そこに、魔王軍の魔の手が差し迫ってくる…。
あなたはラノベ派?映画派?
個人的には、映画派ですかね。
もちろんラノベも映画同様、かなり満足度が高かったです。
ではなぜ映画のほうが良いと思ったのか。
考えてみます。
「このすば」の映画が超絶おもしろかった理由
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理由① テンポが良いから
最初から最後まで、集中を切らすことなく見ることができました。
映画は、ラノベの内容をかなりハショッていますが、スピード感のある物語になって逆に見やすかったです。
理由② クライマックスが最高潮に盛り上がったから
ラノベでは、ラスボスの魔王軍幹部シルビアをあっさりと倒してしまった感があります。
しかし映画では、一難去ってまた一難があり、それを全員の力で退ける様子に気分が上がりました。
特に、めぐみんの『爆裂魔法』とゆんゆんの『ライトオブセーバー』の合わせ技の破壊力や、カズマが「これが俺のモテ期だー!」と叫んで戦闘が締めくくられたのには鳥肌が立ちました。
見ている側も「うぉーーー!!」となるような気分にさせてくれるクライマックスは最高でしたね。
理由③ ラストが秀逸だったから
まさか「このすば」でウルっとくるとは思いませんでした。
ラストシーン、めぐみんが「もっと仲間の役に立ちたい」という想いから爆裂魔法を極めることをあきらめ、上級魔法を習得することをカズマに告げます。
そして、めぐみんは自分の冒険者カードをカズマに手渡し、スキルポイントを上級魔法に割り振ってくれと頼みます。
しかし、カズマは残っていたスキルポイントを全て爆裂魔法の威力向上につぎ込んでしまいました。
その後、「爆裂魔法を撃ってみてくれよ」とカズマに催促されためぐみんは、放たれた爆裂魔法の威力を目の当たりにし、涙ながらに口上を述べます。
「我が名はめぐみん!アークウィザードにして爆裂魔法を操る者!アクセル随一の魔法の使い手にして、いつか…爆裂魔法を極める者!」
このときのめぐみんの涙には、爆裂魔法しか操れない自分をカズマが受け入れてくれた喜びや、再び爆裂魔法を極めることができる喜びがあったのだと思います。
爆裂魔法が直撃した跡地に、ハートマークの煙がモクモクと青空に登っていたのが、めちゃくちゃ気持ちの良い幕の引き方だと思いました。
ラノベにもおもしろいシーンがある!
この素晴らしい世界に祝福を! 5 爆裂紅魔にレッツ&ゴー!! (角川スニーカー文庫)
「ぶっころりー」と「そけっと」の茶番劇
映画では省略されてしまいましたが、ラノベにも面白いシーンがあります。
個人的に最高だったのは、紅魔族の「ぶっころりー(男)」と「そけっと(女)」の愛の茶番劇。
魔王軍の幹部シルビアが「そけっと」に狙いを定め攻撃しようとしたとき、「ぶっころりー」が「頼む。その人には手を出さないでくれ!」と叫びます。
それに対して「そけっと」は、「あなただけでも逃げて…」と告げ、「これが私の切り札よ!」と魔法を唱えます。
受けて立とうと意気込むシルビア。
僕は、どんな魔法を繰り出すんだろうと期待に胸を膨らませて読んでいましたが…。
唱えた魔法がまさかの「テレポート」。
ここを読んだとき、ブッと吹いてしまいました。
まんまと逃げた「そけっと」、何事もなかったかのように真顔に戻った「ぶっころりー」、肩透かしを食らい、怒りに震えるシルビア。
この茶番劇をぜひ映画でもやってくれていたら、もっと面白くなったかもしれませんね。
ラノベも映画も非常に楽しませてもらいました。
文句なく、「120点!」の作品です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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