こんにちは、hiroです。
今回は、相沢沙呼さんの小説。
「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」を読んだ感想です。
ラストを読んだとき、「感嘆と落胆」に同時に襲われました。
今までにないラストだったので、僕の心が追いつきませんでした…。
ちなみに、ラストシーンが進むにつれての僕の心情はこの通り。
読後。
- 「完璧に、裏切られた…(ショック)」
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medium 霊媒探偵「城塚翡翠」の簡単なあらすじ
推理作家の香月史郎(こうげつしろう)。
霊感体質の美女、城塚翡翠(じょうづかひすい)。
2人は協力し合って、様々な難事件に立ち向かっていく。
そして、証拠をまったく残さない殺人鬼が現れた。
霊視と論理を組み合わせながら、殺人鬼に迫っていく二人。
最後に待ち受ける、衝撃の結末とは!?
…ホント、衝撃。
本の表紙で衝動買いした小説
本屋さんで面白そうな小説を探していたとき。
一冊だけ異彩を放つ表紙の本がありました。
それが、本作品。
表紙のイラストが美しく、美女の目に吸い込まれるような感じがしました。
そして、あらすじも読まずに即購入しました。
城塚翡翠というキャラクター
- 美しい容姿。
- 健気な性格。
- 心に傷を持つ。
- ドジっ子。
男性から見ると、守ってあげたくなるような女性。
彼女と一緒に行動する香月史郎も、徐々に翡翠に心酔していきます。
霊媒体質という特殊さゆえに、周囲に拒絶され続けた辛さ。
そして、その影響で自己否定に陥ってしまう翡翠。
しかし…。
しかしですよ!
…。
衝撃でした。
詳しくは、小説をお読みください(笑)
ラストの衝撃
証拠を一切残さない、完璧な殺人鬼を追う2人。
捜査の中で、徐々に2人の距離が縮まっていく…。
そんな様子に、僕は嫉妬しながらも、「ラストはどうなるんだろう」と期待に胸を膨らませていました。
そして、ラスト…。
全く予期していなかったことが、次から次へと起こっていきました。
その目まぐるしい変化に、僕の心は全く追い付かず…。
そして、読後に抱いた感想。
「これぞ、ミステリー小説!」
と感嘆しました。
けれど、それと同時に。
「でも、なんかショック…」
と落胆しました。
うわっ!こんなところにも伏線が!?
小説を読み終えて、本を閉じました。
そして、感慨にふけるように、表紙の美女のイラストを眺めました。
すると…。
「ん?あれ?」
と、僕は戸惑いました。
「もしかすると、このイラスト自体が、伏線だったのか!?」
僕の勝手な思い込みかもしれません。
ですが、小説を読んでいる最中も、表紙のイラストに違和感がありました。
そして、読後に初めて分かった、衝撃の伏線回収。
「ここまでやるか!?」
本作品を著名な作家の皆さんが絶賛する意味が分かった気がします。
この小説をまだ読んだことのない、あなた。
一度、だまされたと思って読んでみませんか?
本当にだまされますけどね(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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