こんにちは、hiroです。
「不合理だからうまくいく」(ダン・アリエリー著)を読んで、「快楽順応」という言葉に出会いました。
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人間は慣れる生き物である
楽しいことも不愉快なことも、時間の経過とともに薄れていく。
高級車を買っても、給料が上がっても、いずれその水準に慣れてしまう。
逆もしかり。
痛い思いをずっとしていると、苦痛に慣れてしまう。
良いも悪いも、人間は状況や環境に慣れる生き物。
これを「快楽順応」と言うそうです。
そういえば、僕にもたくさん思い当たる節がある。
直近でいうと、彼女に残酷な振られ方をしたことだ。
振られた直後、または数か月の間は、心身ともにズタボロだった。
けれど、2年経過すると、もう彼女の存在すら考えなくなっている。
なるほど、これが順応か。
不愉快なことは、一気に片付けると良い
著書に「掃除機の騒音実験」が書いてありました。
これは、「掃除機の爆音を被験者に聞かせた実験」です。
方法
- 約40秒の騒音を聞いてもらい、ラスト5秒の心理状態を調べる。
結果
- 40秒連続で騒音を聞いた人は、ラスト5秒はそれほどひどい苦痛と感じなかった。
- 一方、40秒連続で聴いた後、5秒中断し、再度5秒騒音を聞いた人は、不愉快度が高かった。
つまり、不愉快な騒音を連続して聞いた方が、一時中断されるよりも、不愉快度が低いということ。
逆に、中断されると苦痛があるのは、中断のせいで順応能力が低下してしまうからだそうです。
僕の不愉快なことは、部屋の掃除。
ワンルームだから、負担は少ない。
けれど、それでもめんどくさいのは事実。
最初は、「今日はキッチン」、「今日はトイレ」というように、日によって、掃除する場所を指定していた。
けれど、結局計画を立てるだけで実行できなかった。
めんどくさかったから。
だから今では、掃除はまとめて一気にやるようにしています。
そのほうが、精神的にかなりマシです。
苦痛に感じることは、とっとと一気に取り組む。
快楽順応にのっとって、過ごしていこうと思いました。
気持ちの良い体験はいったん中断すると良い
一方、気持ちいい体験ではどうだろうか。
マッサージの実験が書いてありました。
マッサージを連続して受けた人よりも、一時中断して再度マッサージを受けたほうのが、満足度が高くなるという結果になったそうです。
気持ちいいなどの愉快な出来事は、一時中断させた方が、終わったときの満足度が高くなる。
不愉快な出来事やめんどくさいことは、連続してとっとと片づけたほうが、快楽順応としては良い。
趣味などの楽しいことは、一気にやるのではなく、小休憩をはさみながら没頭するといいということですね。
イラストを描くことが趣味な僕は、一気に集中して描きすぎています。
これだと疲労もすごく溜まる。
だからこれからは、快楽順応にのっとって「好きなことは小刻みにやろう精神」でイラストを描いていきたいと思う次第。
「何、そのガラクタ(笑)」と言われても僕にとっては宝物だ目覚まし時計「オハヨウゴザイマス」ではなく「おはよっ!」と言われたい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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