- ダイエットで運動したら部分痩せはできるの?
今回は、この質問にお答えします。
この記事を読むと。
- 部分痩せができないという事実がわかる。
僕は、大学院で「運動生理学」を専門としていました。
さらに、トレーナーとしてダイエット指導にも関わってきました。
そのときに得た、貴重な情報をシェアします。
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ダイエットの運動で部分痩せは不可能
結論から言うと、ダイエットで部分痩せはできません。
ここで言う「部分痩せ」とは、部分的な脂肪を落とすことです。
つまり、ダイエットによる脂肪の部分痩せはできないということです。
ダイエットの運動の部分痩せを否定した実験
なぜ、部分痩せができないのか。
僕の実体験をご紹介します。
僕は以前、国体選手の体力測定を行っていました。
そのときに、同僚が以下の仮説を立てました。
- 特定の部位をよく使うアスリートは、その部位の脂肪が少ないのではないか。
- つまり、よく使う部分の脂肪は少なくて、使わない部分の脂肪は、多いということ。
そして、アスリートの脂肪厚を、超音波機器で測定してみました。
結論は以下のとおりでした。
その時のアスリートは、フェンシングの選手たちでした。
フェンシングは、下半身の筋力をフル稼働します。
さらに、片足を思いっきり前に踏み込んで剣をさばくため、「片足の筋肉がもう片方に比べて太くなる」という傾向があります。
「良く筋肉が使われる片足は、脂肪が少ないのではないか」
そう仮説を立てた結果、脂肪の厚さは変わらなかったのです。
それも一人だけではなく、測定した約20人が同じ結果になりました。
部分的にスタイルをよくするには
その部位の筋肉を「しっかり動かすこと」をおすすめします。
例えば、二の腕だったら、二の腕を動かす筋トレをします。
ウエストを細くしたいのなら、ドローイングなどがあります。
このように、筋肉をしっかり動かしてやることで、そこの部位が、引き締まって見えるのです。
スポーツ選手を観察しよう
スポーツ選手の筋肉のつき方を見てみましょう。
例えば、陸上短距離選手の女性。
全力で走るということは、下半身に筋肉がつきますよね。
けれど、スタイルが良く見えます。
特に、全国レベルの選手であればあるほど、下半身に筋肉がついているのに、スタイルが良く見えるのです。
走るという動作は、太ももの裏の筋肉と、お尻の筋肉をよく使います。
太ももの前の筋肉も使いますが、裏側のほうがよく使われます。
実際、短距離選手のお尻を見てみると、キュッと上に引きあがっていることがわかると思います。
短距離走では、スタイルの良さの観点から見ると、効率的といえるでしょう。
水泳選手を見てください。
水泳選手は上半身をよく使います。
そのため、肩幅が広く見えませんか?
上半身が逆三角形になるような筋肉の使い方をしているのです。
このように、競技によって、使う筋肉は違い、それによってスタイルも異なります。
ダイエットの運動の部分痩せのまとめ
脂肪燃焼による部分痩せはできない。
筋肉を使うことによって、スタイルをよくすることはできると考えられます。
このことから、部分的に痩せたい人は、「ダイエットで全身の脂肪を燃焼しつつ、筋トレで、その部位を動かしてやる」といいかもしれませんね。
この記事があなたの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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