こんにちは。
「哲カフェ学びの達人」hiroです。
僕は,仕事から帰ったら,
本を読もうと決めています。
でも,仕事終わりなので,
心身ともに疲弊した状態。
ですが,
本を読まなければならない。
自分で決めたことなので,
何が何でも実行したい。
けれど,
疲れている。
今日はやめとこうかな…。
いつものなまけグセが出てきてしまう。
成長したい自分にとって,
「葛藤」という分かれ道に立たされる気分。
しかしここで本を読むのをやめたら,
成長できない。
だから読む。
けれど疲れている…。
延々と続く葛藤に,
時間を奪われる。
悩んでいる時間が,
じつにもったいない。
だからこそ,
即行動できるようにならなければ。
でもどうやって,
すぐに行動できるようになるのか。
今はその答えは,
僕の中にありません。
その代わり,
ひとつの比喩を使って自分を促します。
その比喩とは,
「行動はアルミニウムの自己破断性のごとくあれ」
アルミニウムには,「自己破断性」という性質がある。
アルミ缶のタブをちょっと引っ張ると,あとは自然に破断していくというもの。
「ものづくりに生きる」小関智弘・著
アルミ缶の飲み物を飲むときに,
タブを引っ張ります。
「プシュッ」
という音とともにフタが開きますよね。
アルミ缶の飲み口を開けるという動作において,
一番力を入れるときはどこでしょうか?
そう,
「一番初めにタブを引っ張るとき」です。
一番初めに力を加えて,
あとは惰性で動かせば開くという仕組み。
行動もアルミ缶のタブを引っ張るのと,
同じではなかろうか。
行動もアルミ缶も,
「一番最初が一番負荷がかかる」。
しかしそこを乗り切れば,
あとは自然にコトは運ばれる。
なかなか行動に移せないのは,
最初の一歩の負荷が大きいから。
最初の負荷をどれだけ軽くできるかが,
行動をすぐにできるコツなのかもしれない。
ではどうすれば,
行動がすぐにできるようになるのか。
例えば,環境を変えてみること。
本を読みたいなら,
読む本をすでに机やソファの上に置いておく。
必ず手の届くところへ置いておくことにより,
自然に本を開くことができそうだ。
行動の最初の負荷をいかに減らすか。
これが,「行動力を高めるひとつのコツ」
かもしれませんね。
今日の学び。
なかなか行動を起こせない人は,アルミニウムの性質を頭に入れてみよう。
アルミニウムには自己破断性があり,アルミ缶のタブを最初に引っ張ると,あとは力をそんなに加えずとも開いていく性質である。
行動もアルミニウムの性質と一緒なのかもしれない。
つまり,行動を起こす一番初めに最も負荷がかかるが,一度動いてしまえば,あとは自然にコトは進んでいくものである。
行動力をつけるには,行動の最初の負荷をいかに軽減するかがコツではなかろうか。
「哲カフェ学びの達人」hiro
何事も,
知ることが大切。
アルミニウムの性質を,
大人になって初めて知りました。
そして知ったことにより,
化学反応が起き,
新たな示唆を得ることができました。
何事も「まず知ること」が大事。
職人学 (日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫 ブルー こ 9-1)
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