こんにちは。
「哲カフェ学びの達人」hiroです。
僕はよく,知人とメールをしていると,
「今,怒ってる?」と聞かれます。
全然,怒ってはいないのですが,
どうやら受け手にとっては,
「機嫌が悪そう」と感じてしまうそうな。
自分が送信した内容を見るとたしかに,
「ことばに冷たさを感じるなぁ」
という気がしました。
僕は,自分の思ったことをそのまま,
相手に届けてしまうようです。
それがことばを冷たくし,
怒っているように感じられたのです。
「ハダカのことば,むきだしのことばは,いくら文法的には正しくても,よくないことばである」
外山滋比古(評論家・エッセイスト)
ベスト&ロングセラー「思考の整理学」の著者,
外山滋比古さんのお言葉をです。
メールやSNSで,
しばしば喧嘩や炎上が起こります。
その原因に,
「言葉がむき出し」というのが,
ひとつ挙げられるのではなかろうか。
「むき出しのことば」は遠慮がなく,
それゆえ,刺激が強すぎる。
だからこそ,ことばをぼかしたり,
隠したりする必要があります。
いわば,
「ことばに服を着させる」ということ。
本音をそのまま伝えたり,
ことばを選ばないと,
失言につながる可能性がある。
僕たちも,メールやSNSなど,
顔が見えない状況だからこそ,
ことばを慎まなければ。
無益な衝突が起きないように,
細心の注意を払う必要があります。
ことばを慎むことができる,
それが「大人の流儀」と思う次第。
今日の学びです。
本音をそのまま伝えることは,「ことばがむき出し」の状態であり,誤解をまねきやすい。
相手に伝えるときは,相手のことを考えて,ことばを包むことが必要ではなかろうか。
メールやSNSで顔が見れない状況だからこそ,ことばを慎み,相手を思いやることが大切である。
「哲カフェ学びの達人」hiro
コミュニケーションを成立させるのは,
受け手側である。
とドラッカーは言います。
受け手のことを考えて言葉を選ぶことが,
「円滑なコミュニケーション」
の秘訣なのかもしれませんね。
プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
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