こんにちは,hiroです。
僕は1年以上,うつ病です。
その間,数カ月,仕事を休職しました。
今回は,「うつで仕事を休職するメリット・デメリット」を下記の本を参考に自分の経験を踏まえて,シェアします。
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うつ病の休職
メリット
ストレス解放
「職場のストレスから離れ,保護的な環境下で回復に専念できる」
僕の場合,人と関わるだけでストレスを感じていました。
騒々しい職場から離れ,静かな場所に身を置くことは正解でした。
僕がよく行っていたのが,近所の河原です。
静かな環境は,心を無にしてくれます。
うつ病になると,被害妄想が大きくなります。
なるべくそういうことを考えなくていいように,静かな環境で治療をする必要があると思います。
治療専念
「回復に向けての治療やリハビリなどの時間を確保できる」
うつ病なのに仕事をすると,いつもより強く疲労感が生じます。
その疲労感がストレスとなり,症状をさらに悪化させる可能性もあります。
仕事を休職するのは,症状の悪化を防ぐためにも必要だと感じます。
ケガのリスク予防
「うつ病によって生じる症状により,ケガのリスクが減らせる」
僕は,仕事で刃物を扱っています。
なので,集中力を欠くとケガのリスクが高まります。
うつ病の症状のひとつとして,頭が働かなくなります。
僕は力も入らなくなったので,よりケガの危険性が高まりました。
車の運転も危なくなるので,症状が出ているときは,なるべく乗らないようにしていました。
デメリット
孤独感
「日中の活動量が低下したり,人とかかわる機会が減るため,孤立的になり,症状が悪化する場合がある」
休職中は,部屋に引きこもりがちになります。
僕は一人暮らしなので,話す相手もいません。
しゃべらないと,悪いものを吐き出すこともできません。
そうすると,悪循環が生じ,ストレスを外に出すのが難しくなります。
また,自分だけ時計が止まってしまったかのような孤独感が生じます。
すると,自殺願望が出たり,あきらめムードになったりします。
そうならないように,定期的に外出する時間を作る必要があると強く感じました。
復職への不安感
「休職期間が長いと,復職への不安が高まり,仕事復帰に対して,恐怖心が出る」
今まさに,僕の状況です。
僕の場合,仕事に復帰しては休むを繰り返してきました。
そうすると,周囲の人が思っていなくても,「もう自分は必要ないんじゃないか」などと思うようになります。
病気になる前の仕事がはたして自分にできるのだろうか。
僕は常に不安感に駆られています。
長い間休むことは,かえって復職できなくなる可能性があるのではなかろうか。
体力低下
「体力低下により,普段できていた仕事ができないことがあり,自己否定の一助となる可能性がある」
休職中,体力がガタ落ちしました。
症状が重いときは,ずっとベッドに横になっていました。
筋力も心肺機能も落ちてしまいます。
仕事に復帰したとしても,以前のように活動的に働けませんでした。
すると,自分はこんなものなのかと不安になり,自分を信じてあげられなくなりました。
休職している間,体力を落とさないようにすればよかったと思っています。
休職中にできること
休職は,症状の回復に必要なものです。
ですが,デメリットもあるのが事実。
では,不安なく復職するにはどうしたらよいのだろうか。
僕の経験から,ふたつの対処法を紹介します。
休職中は外出の機会を増やす
目的は,孤独感の解消,体力低下の防止,ストレス解消の3つ。
特に,自然豊かな環境に身を置くことで,体に自然エネルギーを取り入れることができます。
僕は河原で2時間ほどボーっとしていました。
すると,1時間過ぎたあたりから,何も考えなくなり,心を無にすることができました。
肌にあたる風や川の流れの音が心地よかったです。
帰るころには,体にエネルギーが満ちているように感じました。
まずは,外に身をさらすことが大切。
慣れてきたら,散歩をしたり,少し人がいる場所へでかけてみるといいと思います。
お試し出勤を繰り返す
僕は,復職してすぐにまた休職を繰り返してきました。
その原因は,仕事や環境に適応できていなかったからです。
うつ病になる前の自分とは別人と思ったほうがいいです。
まずは,仕事をこなすよりも,職場にいる時間に慣れることが大切です。
そのために,いきなりフルタイムで復職するのではなく,「まずは1時間だけ復帰する」というように,自分の体調を仕事に慣れさせると良いでしょう。
僕はいきなりフルタイムで働いてしまったため,最初は良くても,1週間後には心も体もボロボロになってしまいました。
「たった1時間だけ働くの?」と思うかもしれません。
けれど働いてみたらわかります。
1時間でもかなり疲れるのです。
復職に関しては,本当に慎重になったほうがいい。
この先まだまだ長いので,焦らず,じっくり確実に仕事に慣れていくことが大切だと思います。
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