こんにちは,hiroです。
精神障害者保健福祉手帳の申請をして,1か月半後に交付された。
等級は3級。
予想はしていたが,いざ手帳を受け取ったときの心境は,いささか複雑だった。
そしてすぐに,会社の社長に手帳の件を報告した。
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社長の反応
僕
僕は精神障害者というのは抵抗があった。
だから精神という言葉を抜いて,障害者と言った。
すると社長は一言。
社長
文字だけだと不適切にも思われがち。
けれど,社長の性格や優しさを僕は知っている。
だから「あらま」という言葉の真意は,「そんなに大事に捉えなくてもいいよ」ということだ。



社長は優しいまなざしで,僕にそう告げた。
もちろん,僕が病気でずっと苦しんできたということは,社長はわかっている。
あくまで「無理のない範囲で」ということだ。
会社の理解を得る
うちの会社の社長をはじめ,幹部の人たちは本当にやさしい。
「無理しないでいいよ」
「あせらなくていいよ」
「君はこの会社に必要だから」
まるで優しさのシャワーを浴びているような感覚だった。
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会社によっては,なかなか理解されないところもある。
そう考えると,この会社で働くこと自体,幸運といえる。
自分が焦る
しかしながら,長い間うつ病に悩まされてきた。
症状がひどい時は,会社を休むこともしばしば。
復帰しては休み,復帰しては休みの繰り返し。
僕自身が嫌気を指している。
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なのに会社の人たちは,理解してくれる。
だから僕は,「早く復帰して,会社に貢献したい」という気持ちが強くなる。
そして焦ってしまい,症状が少し良くなっただけで会社に出向いてしまう。
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それではいけない。
しっかりと休養し,調子を整えることが,会社に貢献することにつながる。
あせらずじっくり,確実に病気を治していくほかない。
罪悪感MAX
症状がひどくて,会社に行けないとき,罪悪感を強く感じてしまう。
すると,うつ病特有の「脳みそに霧がかかった感覚」に襲われる。
僕は現在,「躁うつ病」という病名だが,調子が落ち込むときは,うつ病と同じ症状が出てくる。
あせらない。
無理をしない。
わかっているのに,罪悪感を感じてしまう。
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どっしり構えられればいいのだが,それが難しい。
性格と言われればそれまでかもしれない。
けれどなんとか,罪悪感を薄める方法がないものかと模索している。
理解してくれない人間もいる
社長や幹部の人たちは,100%理解してくれている。
けれど,平社員の一部は,正直理解してもらえてない。
否。
理解していると思っているが,どこか理不尽だと感じているのだ。
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何が理不尽かというと,おもに「会社をこれだけ休むこと」に対してだ。
長いこと休むことで,会社に貢献してないじゃないか。
そんなやつを会社に置いててもいいのか。
そんな雰囲気を持つ人間もいる。
実際,体にムチ打って仕事をしていると,「この仕事もやれよ」と平然といってくる奴もいる。
それを言われて以来,僕はその人間に対して軽蔑・敵対のまなざしを送っている。
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僕は今まで,何を言われても,その場を穏便に取り繕おうとしてきた。
けれど今それをすると,自分が壊れてしまうことを知っている。
全ては自分を守るため。
自分に害を加えるものは,徹底的に嫌う。
その雰囲気が伝わったのか,その人間は一切僕に文句を言わなくなった。
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職場の雰囲気を壊してしまったのも事実。
それは申し訳ないと思うが,自分が生きるためにやったこと。
このツケは病気が治ったら払うと思って,どっしりと構えるべきだ。
とにかく,自分に棘を刺す人に対しては,徹底的に対抗していく。
あまりしたくはないが正直なところだが…。
手帳を持つことで何が変わるか
精神障害者保健福祉手帳を持つことで,自分にどんな変化が生じるのか。
もちろん,税金などの優遇は受けられる。
そうではなくて,気持ちの部分のこと。
自分が障害者になったというのは,まだ実感していない。
実感する日が来るのだろうか。
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社長は「今まで通りでいい」と言ってくれた。
それはありがたい。
けれど,はたして今まで通りになるのだろうか。
「うつ病は甘えではない」のはわかっている
うつ病はいつ治るのかわからない。
この苦しみが人生の最後まで続くかもしれない。
正直,怖いのだ。
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うつ病は甘えではないというのはわかっている。
けれど,甘えと思ってしまっている部分がある。
当の本人でさえだ。
この矛盾した気持ちを解消しない限り,まだまだうつ地獄が続いていく。
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この地獄から,一刻も早く抜け出したい。
そう思いながら,今日を生きていく次第。
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