こんにちは、hiroです。
今回は、上甲宣之さんの小説「そのケータイはXX(エクスクロス)で」を読んだ感想を書きます。
この小説は、「第1回このミステリーがすごい!大賞」の隠し玉として出版された作品です。
最後の最後まで真犯人が誰かわからない緊迫感がたまりませんでした。
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「そのケータイはXX(エクスクロス)で」あらすじ
女子大生の2人は、旅行で山奥の村を訪れた。
しかしその村は、生き神という風習があり、目や腕などを奪われ、監禁されてしまう恐ろしいところだった。
2人の命運を握るのは、なんとケータイ。
ケータイが命を救い、犯人を明らかにしていく物語。
感想
ラストの緊迫感がすごいとおもいました。
女子大生は村人から逃げ回るのですが、最後の最後で追い詰められてしまいます。
しかし、本当に危険だったのは、女子大生にとって身近な存在だったとは。
そして、助けようとしてくれた人は、まさかあんな姿だったとは。
いろいろな要素が入り混じり、ミステリー小説として、楽しく読むことができます。
とにかくラストの緊迫感は個人的にストライク。
胸がドキドキするような展開で、どうなってしまうのだろうというワクワクを感じることができました。
ミステリー小説なので、僕も誰が元凶かなどを推理しながら読みましたが、全然当てることができませんでした。
最後の最後まで、だまされ、良い意味で裏切られたのです。
ケータイが命綱
ケータイが命運をにぎるとは、おもしろい設定だと思います。
電池切れの心配があったり、電話がつながらなかったりなど、現実にありそうなことも織り込まれているので、よりリアリティを感じることができました。
やはりケータイは偉大だなとも思いました。
まさに文明の利器。
今の時代、ケータイなしでは生きていけない気がします。
こういった物も、僕たちはもっとありがたく思わないといけませんね。
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